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2020年07月07日
No.10001819

高頻度プレイヤーの4割が緊急事態宣言解除後も来店せず
シーズリサーチ調査 新型コロナウイルスに関する調査

高頻度プレイヤーの4割が緊急事態宣言解除後も来店せず

パチンコ業界に特化したマーケティングリサーチを行うシーズリサーチ(東京都台東区)が7月6日、新型コロナウイルス感染症拡大がパチンコ・パチスロ遊技者に与えた影響を調査した結果を公表した。
同社が6月24日に実施した「第2 回 パチンコに関する意識調査」は、全国のパチンコ・パチスロ参加者(過去1年間に1回以上遊技したことがある人。以下、遊技者)を対象にインターネットで実施。回答者は約4000人。

緊急事態宣言中(5月)にホールに行った遊技者は12.4%だったが、緊急事態宣言の解除(5月25日)には39.9%に増えていた。
緊急事態宣言解除後の1カ月間にホールに行った遊技者の割合を、過去1年の遊技頻度別に見ると、「月に1回程度遊技した」と認識している層では19.9%、「月4~5回程度遊技した」層では44.5%、「週に2回以上遊技した」層では62.2%。
つまり、過去1年間に「週に2回以上」の頻度で遊技した高頻度層でも、約4割が緊急事態宣言解除後の1カ月間にホールに戻っていない。これが稼働低下の大きな要因になっている。

遊技者が緊急事態宣言中、その解除後にどのようなレジャーに参加した(遊んだ)かを見ると、「テレビを見る」「ユーチューブなどの無料配信サイトを見る」「スマホゲーム(基本無料)で遊ぶ」「漫画や本を読む(電子書籍含む)」が多いが、いずれも緊急事態宣言解除後に参加率が減っている。
緊急事態宣言解除後に参加率が増えたのは「ショッピングモールやデパートなどへ行く」(26.7%)、「観光・行楽に行く」(14.9%)、「スポーツをする」(21.2%)など。

このほか気になる動向としては、緊急事態宣言解除後に「競馬」「競輪」「ボート」「オートレース」「宝くじ」を遊んだ遊技者が増えている点。公営競技は無観客開催だが、電話・インターネット会員なら手軽に投票券を購入できる。緊急事態宣言解除後、競馬では5月31日に日本ダービー、競輪では6月18日から高松宮記念杯(5月のGIレース日本選手権は中止だった)、ボートでは5月26日からボートレースオールスターが開催されるなど、日程に恵まれたことが大きな要因と思われるが、外出自粛をしている間に、遊技者の中でこれらオンライン・ギャンブルレジャーの頻度が増えている可能性もある。



同調査では、緊急事態宣言解除後にホールに行かない理由、ホールが実施している感染予防対策の認知についても調べている。