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2022年07月27日
No.10002969

株式会社NTC
関東有力ホールも導入 遊技客の離席時間を短縮
喫煙所やトイレの空状況をスマホやサイネージに表示

遊技を中断してトイレ、喫煙所、休憩コーナーなどに行ったものの、混雑していて利用できなかったら…。誰の責任というわけでもないが、いい気分はしないだろう。一方、ホールにとってもこれは不要な離席(稼働が止まる)だ。遊技客は、トイレなり喫煙なりの目的をスムーズに達することができなかったことで店舗内での体験の満足度が下がる。ホールとしてはこういった不満につながる要素を店内から排除していきたい。

オフィスビルや商業施設で、エリアごとの混在状況を可視化しデジタルサイネージやスマホで確認できるサービスが導入されている。これを実現しているのがIoTセンサーだ。多様な種類の小型センサーや通信機器を製造するNTC(東京都)は、「空いてるチェッカー」「密メーター」という名称でソリューションを提供しており、首都圏では某有力パチンコホールがこれを導入している。この店舗では遊技客は自席にいながらスマホでトイレ個室や喫煙所、休憩室の空き状況・混雑状況を確認できる。また、同じ情報が通路に置かれたデジタルサイネージにも表示されている。



トイレ個室へのIoTセンサーの導入の場合、室内に長時間滞在している利用者がいた場合、事務所に通知を届けることができる。イタズラ行為が行われている可能性や体調不良で動けなくなっている可能性を考え、現場に駆けつけることができる。
「空いてるチェッカー」の仕組みは、センサー本体と磁石の距離で利用状況(扉の開閉など)を判断する。ペーパータオルの残量やゴミ箱内のゴミ蓄積量を知らせるような使い方もでき、点検のための巡回回数を減らすなど業務効率化・省力化もできる。「密メーター」は人数カウントセンサーを使用して、室内の人数を検知する。

温湿度センサーをホール内各所に設置すれば、ゾーンごとに遊技客が体感している温度をパソコンやタブレット画面上で確認できる。ある店舗では店内各所の温度の把握のためにフロアスタッフが1日に13回の巡回を行っていた。この作業を減らせると同時に、空調の効率化による節電、快適な環境づくりによる満足度の向上を図ることができる。

現在、同社はこれらIoTセンサーがホール業務効率化と遊技客の利便性をどう向上するかを体験してもらえるよう、2週間のトライアル設置キャンペーンを行っている。詳しくは、事例を紹介した同社Webページを参照していただきたい。

サービス紹介ページ https://www.ntc.co.jp/news/news-service/smart-parlar-by-mobile-iot-services