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2017年06月11日
No.10000182

日電協
佐野理事長 5.9号機と規則改正に言及
総会終了後の記者会見で

6月9日に開催された日本電動式遊技機工業協同組合の通常総会後に、新執行部による記者会見が行われた。佐野理事長は冒頭の挨拶で「役員改選期であり新体制となったが、新旧1人の交代があった以外はすべて再任という状況。業界を取り巻く環境は依然として厳しいものがあるが、新体制のもと、組合員が力を合わせて業界の発展に力を尽くしていきたい」と挨拶した。

以下、記者との質疑応答の概要。

──佐野理事長が再任されたが、最優先でやるべき課題は?
佐野理事長 5.9号機の基準と6号機の規則改正のふたつ。私はどちらかというとそういうことしかできない。それを一生懸命やっていきたい。

──いま6号機という話が出たが、規則改正については現在どんな状況か?
佐野理事長 急にはじまったことで、何もわからない状態。いまから話を始めていくところだ。

──新基準に該当しないパチスロの中でも、高射幸性機に関して削減目標値を決める要望が当局から示され、日電協と全日遊連に委ねられているとうかがっているが、どのような提案を考えているか?
兼次筆頭副理事長 それについてはいま協議中。私どもは撤去目標があったので対策は打っていたが、みなさんご存知のとおり、5月9日に行政から、とくに射幸性の高い遊技機がなかなか外れない。促進できないかという要請を受けて、これはもともと自主規制なので、いま鋭意、全日遊連さんと協議中というところ。次回、6月中旬に連絡会議がある。

──規則改正に向けて、行政当局にどのような要望をしていくのか。
佐野理事長 今回、規則改正の大きなところは指示機能をどうするかというところ。いまは指示機能について規則の中にないので、それを取り入れるわけです。その取り入れ方についてこうしてほしいという要望は、すでに出してはいる。それをお話しながら決めていきたい。

──5.9号機に対する取り組みや見通しについて。
佐野理事長 大枠はすでに1年も前から決まっているが、作っているうちにいろいろと創意工夫があり、「コレはどうなんだ」というのが続出している。早急にどうするのかを決めないと(市場への)投入が遅れてしまうので、その交渉が一番かと思う。自主規制なので我々の方で判断しなくてはいけないが、なかなか判断は難しい。それでも早く決めていかなければいけないことは確か。差し迫っては5.9号機の問題点をどうすればいいのかを決めることが最初の仕事だと思う。

記者会見に臨んだ新役員