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2017年08月21日
No.10000265

「カジノの街」はここから始まった
Las Vegas Downtown(ラスベガス・ダウンタウン)

1990年代にラスベガスのストリップ地区にテーマパーク型巨大ホテル群が建ち始める前の時代、「カジノの街」と言えばダウンタウン地区だった。世界中でも他に類を見ないエンターテインメントの街に発展したストリップ地区の陰に隠れた感はあるものの、フレモント・ストリートを中心に10数軒のカジノホテルが集まるダウンタウン地区は今なおラスベガスを代表する観光地だ。



写真・文=田中 剛(編集部) photo & text by Tsuyoshi Tanaka (Amusement Japan)




アメリカ独立記念日の7月4日、ネバダ州ラスベガスのダウンタウン地区を訪れた。ラスベガスは7月から8月が年間を通して最も暑い。砂漠だった場所に造られた街だけあって湿度を全く感じない乾燥した空気なので、日本の夏のような気持ち悪さはない。だが、猛烈に暑く日差しは強烈だ。

ダウンタウン地区はマッカラン国際空港から高速道路を北に走り約20分。途中、右手にラスベガス・ブルーバード(大通り)のストリップ地区に建ち並ぶ大型カジノホテル群が見えるが、これを通り過ぎるとダウンタウン地区だ。

ダウンタウン地区の中心部はフレモント・ストリートという屋根付きの歩行者天国繁華街。7~8階建てのビルの高さに匹敵するアーケードには、1250万個の発光ダイオードがちりばめられている。この電飾アーケード「The Fremont Street Experience」では、日没後の1時間おきにライティング・ショーが行われ、カジノホテルの外装ネオンに負けないくらいのド派手な映像演出で歩行者天国の観光客を楽しませている。



奇抜な装束やダンス、マジックなどの一芸で人の輪を作っているストリートパフォーマーたちもストリートを彩っている。ストリートの2カ所にあるステージでは無料で観覧できるショーやコンサートが行われている。この約420メートルあるストリートを往復するだけで、無料でエンターテインメントを楽しめるところが、さすがカジノが集積する街。同じラスベガスでも、高級カジノホテルが軒を連ねるストリップ地区とは違った庶民的なお祭りのような雰囲気がある。




このフレモント・ストリート沿いには端のPLAZAに始まり、GOLDEN GATE、VEGAS CLUB(現在は休業中)、GOLDEN NUGGET、BINIONS、 FREMONTなどのカジノホテルが集まっている。ド派手な電装のファサードを見ると、昭和の時代のパチンコ店のファサードデザインがここからインスピレーションを得たことが容易に想像できる。



*続きは月刊アミューズメントジャパン9月号をご覧ください。