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2017年08月31日
No.10000280

警察庁
パブリックコメントに1万4838件
規則改正 ほぼ原案どおり公布へ

警察庁は今年7月11日から8月9日まで間に実施した風営適正化法に関する法律施行規則及び遊技機の認定および型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則案に対する意見募集(パブリックコメント)の結果をまとめた。

寄せられた意見の総数は1万4838件。内訳はパブリックコメント意見提出フォームからが1万1448件、電子メールが186件、FAXが600件、郵送が2604件だった。これらの意見を踏まえて規則案の一部を修正して公布する。

寄せられたパブリックコメントでは、改正全般に対して、賛成の立場から「今回の改正により、昔ながらの健全な大衆娯楽になる」といった意見があり、反対の立場から「健全な遊技客の楽しみを奪う」「規則内容が厳しく、客離れが進むのではないか。ぱちんこ屋、遊技機製造業者等の経営が厳しくなるのではないか。雇用への悪影響も懸念される」「改正を必要とする確実な根拠に乏しい」などがあったとした。

出玉規制に関しては、賛成の立場から「今回の規制により、出玉がマイルドになり、大勝することへの期待感からくる『頻繁に遊技をしたい』という気持ちが抑えられるので、出玉を抑えるというのは一定の効果がある」「出玉規制に関しては、より厳しい内容とするべきだ」などの意見があり、反対の立場からは「出玉規制の強化は、根拠が不明確であり、依存防止対策として効果がないのではないか」「出玉規制の強化により遊技としての魅力が損なわれる」などの意見があったとした。

なお、寄せられた意見を踏まえた修正点は、「出玉情報を容易に確認できる遊技機に係る規格」について、アレンジボール及びじやん球遊技機についても追加した点。また、これと併せて、遊技メダル数表示装置の性能に関する規格も規定した。