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2017年09月20日
No.10000304

全日遊連
アドバイザー講習、今後はDVDで
告知ポスター貼付は県単位で判断

パチンコ・パチスロ依存問題への取組み強化の一環として、かねてより全日遊連が中心となって進めていた「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」の講習会がこれまでに6エリアで開催され、3503人が受講した。

9月15日に開催された全日遊連の理事会終了後の記者会見で阿部恭久理事長は「各県、年内には1店舗に1人以上アドバイザーがいる状態にしてもらいたい、ということを理事会で伝えた」と述べ、今後はDVDを活用した講習会を各県で実施していく考えを示した。

また、『アドバイザー』が店舗にいることを客に告知するポスターの掲示については「各県で1店舗に1人以上アドバイザーがいる状況になった時点からスタートしていく。ポスターを掲示するかどうかは各県の判断に委ねる」との見解を示した。

地区によってポスターを貼付する時期にズレが生じることについては「国が定めたギャンブル等依存症対策の強化の中にも、このアドバイザーが明記されている。早い時期に、それが社会、国民に見えるような形にしていくことも重要。(全店舗で1店舗1人以上のアドバイザーがいる状況が)100%に達しない地区はなるべく早く進める、達した地区はポスターを貼っていくということを両建てで進めたい」との考えを示した。

講習に使うDVDについて依存問題プロジェクトチームのリーダーを務める大野春光副理事長は「各地区の講習会の良い部分を編集したので精度は高い」とし、今後の課題として「アドバイザーにどんな質問や相談がくるのか分からない部分もある。現時点では、その質問に窮したアドバイザーが相談する場所がない。アドバイザーからの相談に対応できる仕組み作りも検討していきたい」と述べた。