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2017年09月25日
No.10000310

矢野経済研究所
パチンコ関連機器市場1兆円
遊技機、周辺設備機器いずれも減少

矢野経済研究所は9月22日、パチンコ関連機器の市場規模に関する調査(2017年)の結果を発表した。それによると、2016年度のパチンコ機、パチスロ機、周辺設備機器からなる市場規模の推計は、前年度比88.5%の1兆14億円。1299億円減少した。

市場の約9割を占める遊技機市場では、パチンコ機が同85.6%の5245億円。パチスロ機が同96.7%の3576億円。周辺設備機器は同80.3%の1192億円と大幅に減少した。いずれもメーカー売上金額ベース。

同社は17年度以降の市場について、18年2月に予定されている遊技機規則の改正を挙げて、「これまで以上に厳しい市場環境になる」と予想。ホールの業績悪化による遊技機への投資意欲の低下、新規出店軒数の減少などからも「17年度以降新規出店数が大幅に回復する好材料は見当たらない」との見方を示している。

調査は17年4月から8月にかけて実施。遊技機メーカー、周辺設備機器メーカーなどに専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリングと文献調査を併用した。8月25日に発刊したB5版365ページに及ぶ資料「2017年版パチンコ関連メーカーの動向とマーケットシェア」は定価11万5000円(税別)。