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2017年11月16日
No.10000385

警察庁
自主的な取り組み早期に
12月以降の高射幸性パチスロの削減 津村課長補佐が講話で

11月14日に開催された余暇環境整備推進協議会の秋季セミナーで、警察庁生活安全局保安課の津村優介課長補佐が講話し、パチスロの高射幸性遊技機について「新基準に該当しない遊技機、とりわけ特に高い射幸性を有すると区分した遊技機の削減に向けた業界の自主的な取り組みを早期に決定していただきたい」などと要望した。

津村課長補佐は講話で、「ぱちんこ営業の健全化を進めていく上で特に必要であると考えること」として、ぱちんこへの依存防止対策、射幸性の抑制に向けた取り組み、検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の問題、遊技機の不正改造の絶無について、遊技機の流通における業務の健全化について、の5項目について警察庁の考えを示した。

そのなかで、射幸性の抑制に向けた取り組みについては、業界6団体が新基準に該当しない遊技機の設置比率に目標値を定め削減に努めている点に触れ「昨年12月1日を期限に定められていた削減目標値については、営業所全体としてはその目標を達成したとのことだが、営業所別に見た場合、目標を達成できていない営業所が多数あったと聞いている。また、回胴式遊技機については、『メーカー団体が特に高い射幸性を有すると区分した遊技機については、ホールはこれを優先的に撤去する』とした6団体合意のとおりには、必ずしもなっていないという話も聞いており、こうした点について非常に残念に感じている」との見解を示した。

その上で「現在の目標値設定は、来月(12月)1日までとなっているが、今後は、来月1日以降における、新基準に該当しない遊技機、とりわけ特に高い射幸性を有すると区分した遊技機の削減に向けた業界の自主的な取り組みを早期に決定していただきたい。また、こうした経緯も踏まえて、全ての営業所が来月1日の削減目標値を確実に達成していただくように」とくぎを刺した。

※講話全文を週刊アミューズメントジャパン11月20日号に掲載予定。