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2017年11月27日
No.10000399

善都 
社員プレゼン大会開催
新規ビジネスを探求

社員プレゼン大会開催
9チームの提案の中には役員を「事業性を詳細に詰めたい」と思わせるものが複数あった

愛知県を中心にZENTのプランドで大型ホール23店を展開する善都(愛知県豊田市)は11月22日、本社大会議室で若手社員によるプレゼンテーション大会「PREZENTATION 2017 for youngster」を開催した。9チームが、半年間の準備を経て練り上げた事業提案を、部長、役員らの前でプレゼンテーションした。

エントリーは公募制で、対象は店長補佐・本社主任以下の社員。エントリーした各チームは3人~6人で構成され、総勢36人、男性社員24人、女性社員12人。「ニュービジネスコース」「新しいパチンコホールを考えるコース」「新しい善都を考えるコース」の3つの課題が提示され、各チームはいずれかのコースを選択し提案を立案した。 

開催目的は「人材育成」「ニュービジネスの創出」「風土の醸成」だが、主目的は教育にある。全チームのプレゼンテーションが終わった時点で都筑善雄社長から、「皆さんから事業計画が数字で示され、減価償却といった言葉が出てきているのを聞いて、この半年間の成長を感じた」というコメントがあったように、どれも実現性を感じさせるものだった。

働く女性をターゲットにした新規事業は善都で働く女性社員の新たな活躍の場にもなる提案

評価基準は、提案内容について「目的や目標は明確か?」「ターゲット分析やニーズ調査はできていたか? 市場性はありそうか?」「アイデアの面白さ・ユニークさはどうか?」「実現可能性はあるか?」「ZENTらしさは活かされているか、活かせそうか?」、プレゼンテーションについて「分かりやすさ、提案者の熱意は伝わったか?」の6項目に重みがつけられ50点満点。

9チームの事業提案の概要は、①無人島を活用した子ども向けテーマパーク、②自動車レースファンをターゲットにしたGT体験ができるVR施設、③アミューズメント型介護施設(デイサービス)、④案内ロボット、掃除ロボット、警備ロボットを導入した無人化AIホール、⑤e-sportsファン取り込みのためのe-spotsチーム後援、⑥働く女性のためのメイク・ネイルスクール、⑦女性をターゲットにしたグランピング施設、⑧会員カードユーザー特化型アプリ開発のほか、⑨社員の独立支援や新規事業のトライアル支援のための人事制度「セカンドキャリア制度」の提案など。
ヘビーユーザーを囲い込むことを狙ったサービスの提案

当初はこの日のプレゼンテーションで1つのチームが選ばれ表彰される予定だった。しかし、審査員の協議の場で「この場で一つに絞ってしまうのはもったいない」「もっと細部を詰めたプレゼンテーションを聞きたい」との意見が上がったことから、経営的な判断から5チームが選ばれ、日を改めてさらに詳細なプレゼンテーションの場が設けられることになった。