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2018年09月12日
No.10000806

パチンコ関連機器市場 前年度比14・5%減
矢野経済研究所調べ

矢野経済研究所の調査によると、2017年度のパチンコ関連機器市場(パチンコ機、パチスロ機、周辺設備機器)は前年度比85.5%の8574億円で、1452億円の大幅マイナスだった。

大分類別(パチンコ機、パチスロ機、周辺設備機器)では、パチンコ機の市場規模が5157億円(前年度比98.1%)、パチスロ機が2434億円(同68.1%)、周辺設備機器が982億円(同82.4%)で、とくにパチスロ機の市場規模の縮小が顕著だった。

周辺設備機器市場は、2000年代には2500億円程の市場規模があったが遂に1000億円の大台を割った。矢野経済研究所の調査によると、2017年度の新規出店件数はわずか149店舗という少なさ。さらに、新規出店形態の内訳を見ると、既存設備を流用する居抜き出店(新規設備が導入されない出店)が120店舗を占めたという。この状況は現在も続いており、周辺設備機器市場は減少し続けている。

今後について同社は、「パチンコ機、パチスロ機ともに販売市場の市場環境が好転する要素は少なく、販売上位の遊技機メーカーにおいても製品あたりの販売ロットは今後更に低下していく見通し」と分析。また、2020年12月末時点ではパチンコホール営業店舗数は約9000店舗、パチンコホール経営企業が保有する遊技機設置台数は約400万台になると予測している。

これら分析レポートを収録した資料『2018年版パチンコ関連メーカーの動向とマーケットシェア』(B5版・344頁)は8月24日に発刊される。
[問い合わせ先] 矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム

出所元:(株)矢野経済研究所「パチンコ関連機器市場に関する調査(2018年)」(2018年9月11日発表)