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2021年08月24日
No.10002429

雄健工業
商業施設のトレンドは店舗付駐車場
コストメリットが浸透し、新施設が続々開業

東京医科大学病院 駐車場棟

自走式立体駐車場大手の雄健工業が手掛ける店舗付駐車場。これまで数多くのパチンコホールで導入されてきたこの建築工法がいま、さまざまな商業施設に広がっている。その理由は低コストと収益性にある。

今年4月に建て替えが終了した東京医科大学病院(東京都新宿区)。新しくなった病院棟に隣接して建設された駐車場棟は、周囲の環境と調和する壁面が印象的な建築物だ。これは雄健工業が手掛けた店舗付駐車場。3層4段の自走式立体駐車場の1階にはコメダ珈琲やコンビニエンスストアなどのテナントが入り、2階から屋上までが駐車場となる。病院への来場者だけでなく、一般の人も利用できる時間貸し駐車場として運用され、月極駐車場やカーシェアの利用も可能になっている。

2019年11月に東京都墨田区にオープンした『VIERRA(ビエラ)江東橋』も雄健工業の店舗付駐車場を採用して建設された商業施設だ。『VIERRA』はJR西日本不動産開発が展開している商業施設で、1階にスーパーのオーケーが、2階にダイソーとスギ薬局がテナントで入居。3階から5階と屋上階は日本パーキングが管理する自走式立体駐車場という構成だ。ほかにも北海道旭川市や滋賀県草津市などで雄健工業が手掛ける店舗付駐車場が続々と竣工している。その理由は建築コストにある。

『VIERRA江東橋』

店舗付駐車場とは1階または1階と2階が店舗で上階が駐車場という構造の建築物。耐火設計による国土交通大臣の認定品(個別認定品)で、在来工法の建築物として作られる立体駐車場に比べて低コストで建築が可能になる。雄健工業ではこのスキームを「店舗付駐車場」と位置づけ、法務申請のノウハウや設計・施工技術を培ってきた。新たに建設される商業施設や公共施設でこの工法が使われはじめているのは、そのコストメリットがデベロッパーに浸透してきたためだ。


これまで多くのホールの自走式立体駐車場を手掛けてきた同社ではいま、ホール経営企業に向けて、パチンコホールとしての店舗付駐車場だけではなく、収益物件としての店舗付駐車場や駐車場ビジネスを提案している。時間貸駐車場運営の大手企業やテナント誘致の専門業者との取引がある同社では、施主のニーズに応じて駐車場ビジネスまで含めた土地活用の提案ができるからだ。

厳しい業界環境が続く中、店舗を手放すケースが増えているパチンコ業界。立体駐車場や店舗付駐車場に投資すれば安定して収益が見込める物件が作れる。土地活用や投資案件を探しているホール経営企業であれば、検討してみる価値のあるビジネススキームと言えるだろう。

雄健工業株式会社 公式サイト
https://www.yuuken.co.jp/