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2024年04月05日
No.10004269

24年度は30人に給付|pp奨学金

24年度は30人に給付|pp奨学金
pp奨学金の理事と給付生たち(後列左側)。前列左から3人目が阿部会長

経済的に困窮する学生に返済義務のない奨学金を給付するパチンコ・パチスロ奨学金(pp奨学金)は、2024年度の給付対象者に30人を選出した。東京・市ヶ谷の遊技会館で3月30日、給付式が行われた。

貸与型では社会人になってから返済に苦慮する――などの理由から給付型の奨学金制度を立ち上げた経緯を振り返った阿部恭久会長は、「日本の経済力、国力が落ちていると言われているが、“これからは自分たちが”という志をもって頑張ってほしい」と給付生にエールを贈った。

高等専門学校のときからpp奨学金の支援を受ける大学院生は、給付中に「若手優秀講演フェロー賞」を受賞したことを報告。「現在は機械工学を医療技術などに応用する研究を行っている。医療分野の階段を一歩上がれるような成果を出し、恩返ししたい」と抱負を語り、謝意を表した。

今年度は給付希望者170人の中から、書類審査と面接で大学生22人と大学院生8人を選出した。給付式にはこのうち24人(会場7人、オンライン17人)が出席。給付生には24年4月から25年3月までの1年間、月額3万円から5万円までが隔月で給付される。

遊技業界有志が2017年に設立したpp奨学金は、パチンコホールの遊技客から寄せられた玉・メダル相当額を原資としている。立ち上げや運営では、社会福祉法人さぽうと21が協力。23年度までに延べ225人に総額1億406万円を給付している。


文=アミューズメントジャパン編集部


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