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2017年06月23日
No.10000198

アイキャンディ
女性に選ばれる店舗をつくるポイントとは?
遊技機1台分の予算で楽々コーディネート

女性に選ばれる店舗をつくるポイントとは?
代表取締役 福森加苗さん

集客力や売上げアップのための戦略としてホール業界でもすっかり定着してきた「女性目線の店づくり」。その際最も大切なことは「女性のお客様を大切にしている」という店舗の姿勢を伝えることだとアイキャンディの福森加苗社長は強調する。


最近はトイレのリニューアルの際、パウダーコーナーをご提案することも増えました。洗面台にも鏡が付いているのに、それとは別に鏡付の化粧台が何で必要かわかりますか?洗面台の鏡は、立ってる場所からちょっと離れているんです。女性のメイクはミリ単位(笑)。顔がちょうどいいポジションにあってメイクできることが大切。それに、洗面台は手を洗う人が入れ替わり立ち代わりやってきてなんとなく落ち着かないですしね。


写真は映画をテーマにしたコーディネートで、利用した女性がヒロインになったような気分を味わうこともできる。

鏡はいわゆる「女優ミラー」と呼ばれる両サイドに照明がついているものをお勧めしています。なぜって、キャッチライト(瞳の光)が入るだけで、美人度がかなりアップするんです。ライティングで美白肌に見えるのもポイントです。「自分が一番きれいに見える場所が○○店のトイレ」。それだけで、十分来店動機になると思います。

女性に好印象を与える景品コーナーのリニューアルもアイキャンディの得意分野です。壁紙や照明を工夫して女性が好むようなデザイン空間にするだけでなく、ディスプレイのノウハウも女性の集客に役立つようご提案できるのが強み。

例えばコスメ関係などは、おしゃれなパッケージの「顔」の部分が、きちんと見えるように置きます。選びやすいように、交換玉数ごとにまとめたり、食品の隣に石鹸などの香りが移りやすい物を置かないといった気配りもほしいですね。女性は、そういう細かいところまで気にするんです。

最近、景品としてよく見かけるようになったワイン。女性の交換動機は、ブドウの品種やワイナリーよりも、「このワインと交換したらどんな楽しい時間を過ごせるかな」という物欲ではなく、体験要求。だから、ワインの側にワイングラスや小物なんかを一緒に置いて、飲んでいるシーンが想像できるディスプレイをするのがいいですね。

女性の感性に合わせてトイレや景品コーナーをリニューアルしたからといって、急に売上げや女性客が倍増するわけではありません。ただ、「女性のお客様のことをきちんと考えている」という店舗の心遣いは必ず伝わります。それに店舗がこうした姿勢をみせることで間接的に女性スタッフの仕事のモチベーションもアップ。やって絶対損はない集客戦略の一つです。



トイレ/パウダールームは5つのデザインパターン(プリンセス、ナチュラル、ゴージャス、リゾート、ゴシック)から選択可能。自店に最もフィットするデザインを新台1台以下の価格でコーディネートできるのが魅力だ。



Candy Magicは、トイレや景品コーナーをクライアントの希望を取り入れながらオリジナリティあふれるデザインを提案する。

上の写真は、同じスペースを壁紙の貼り替えなどでガラリと違うシックな雰囲気にした景品コーナー。POP類の製作や景品の展示方法も提案してくれるので、女性スタッフの仕事の参考にもなりそうだ。

Candy Magicも、ぷち★キャンも企画・提案のみでの注文もOK。もちろん、施工までのワンストップオーダーもできるので、工事の日程や予算、規模などに合わせたリニューアルが可能だ。集客力アップがますます求められるこれから夏にかけてイメージを一新し、競合店に差をつけたい。


アイキャンディ
http://eye-candy.co.jp/


*月刊アミューズメントジャパン7月号掲載