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2017年08月08日
No.10000256

2017年6月末時点
パチンコ低貸し台数割合 46.9%に
23道県で4円貸台数を上回る

パチンコ低貸し台数割合 46.9%に

ピーワールド・インサイトの集計によると、6月末時点のパチンコ低貸台数割合は1年前から1ポイント上昇し46.9%だった。低貸し台数が通常貸し台数を上回っている道県は5県増え23になった。

パチンコポータルサイトP-WORLDに登録された9895店の店舗情報から、ピーワールド・インサイトが集計した低貸台数割合をもとに、都道府県別の普及の差異を調べた。

2017年6月末時点の全国のパチンコの低貸台数割合は46.9%で、昨年6月末時点より1ポイント増加。前の年と比較すると、低貸台数の増加ペースは鈍化した。低貸台数が通常貸台数を上回ったのは23道県。低貸台数と通常貸台数の割合が同じだったのは2県。

全国のパチスロの低貸台数割合は23.1%で同0.4ポイントの減少。パチスロの低貸台数割合は15年6月末時点よりも下がっている。

都道府県ごとに見ると、パチンコの低貸台数割合が高いのは、佐賀(63.3%)を筆頭に宮崎、鳥取、石川、北海道、熊本。佐賀は前年より3.7ポイント、石川は同4.4ポイントと1年間に低貸台数割合が目立って高まった。逆に低貸台数割合が低いのは、東京(33.7%)を筆頭に、神奈川、京都、千葉、愛媛、大阪で、大都市を擁する都府県が目立つ。ただし、京都は前年より低貸台数割合が大きく高まった。



1年間でパチンコの低貸台数割合の増加が大きかったのは、京都(5.1ポイント増)のほか、沖縄、石川、鹿児島、佐賀など。

パチスロの低貸台数割合が高いのは、鳥取(37.6%)、佐賀(37.6%)のほか宮崎、長崎、石川などで、パチンコの低貸台数割合が高い県とほぼ同じ顔触れ。低貸台数割合が低いのは、島根(15.6%)、神奈川、東京、沖縄、千葉などで、やはり首都圏は低貸台数割合が低い。

パチンコの低貸台数割合とパチスロの低貸台数割合には強い相関があり、「パチンコの低貸台数割合が高いエリアは、パチスロの低貸台数割合も高い」ということが言え、大都市を擁する都府県ほど低貸台数割合が低いことが見てとれる(図)。

1年間でパチスロの低貸台数割合の増加が大きかったのは、沖縄、岩手、鳥取、鹿児島、栃木。逆に、三重、青森、山形、大阪、愛媛などでは低下した。


[調査概要]
全国パチンコ店ポータルサイトP-WORLDに登録された9895店(2017年6月末時点)の機種情報から、ピーワールド・インサイトが「低貸機種」の台数を集計した。

※週刊アミューズメントジャパン8月7日号で掲載