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2017年11月29日
No.10000402

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社
クリアで小型・軽量のデジタルインカム
デジタルコードレス技術と音響設計技術が融合

パナソニックが10月から販売を開始した1.9GHz帯デジタルインターカムシステムは、音楽ホールや放送局向けのワイヤレスマイクで培った音響設計技術を活かして開発された最新のシステムだ。開発にかかわった3人に話を聞いた。

「当社がこれまで培ってきたデジタルコードレス技術とワイヤレスマイクで培った音響設計技術を融合して完成したのが、今回の1.9GHz帯デジタルインターカムシステムです」

そう語るのはプロダクトソリューションセンター・商品設計部 鈴木課長。機器や通信インフラからの無線ノイズの多いパチンコホールでも、混信がなく、聞き取りやすく、安定したコミュニケーションが可能だとその音質に胸を張る。

システムは、センターユニットに最大12台のアンテナステーションを接続できる上、1台のアンテナステーションで見通し100mをカバーする。そのため、デッドスポットが少なく、より広範囲でポータブルトランシーバーを使用できる。



「アンテナステーションの数に関わらず、100台までポータブルトランシーバーを接続できるため、使用人数を気にすることなく、使用する場所の広さに応じてアンテナステーションを配置できます」(プロダクトソリューションセンター・商品戦略企画部 有村課長)

1.9GHz帯の専用周波数を使用するので、Wi‐FiやBluetooth(2.4GHz帯や5GHz帯)などとの干渉がなく、安定した通信ができるのもメリットの一つだ。加えて、パナソニック独自アルゴリズムのデジタル・ノイズ・リダクション機能を搭載したことで、周囲ノイズだけを軽減。クリアで明瞭度の高いコミュニケーションが可能になるという。

商品開発前にワイヤレスインカムを使用しているホールスタッフにヒアリングしたとあって、小型化と軽量化には特にこだわった。

「56gのポータブルトランシーバーは従来機の1/2程度の大きさと重さを実現しました」(プロダクトソリューションセンター・商品設計部 野澤主任技師)

充電器は非接触充電を採用し、長期使用による充電不良を回避した。また、ポータブルトランシーバー5台と予備の充電池2個(接触充電)を同時に充電可能なので、運用中の充電切れにも迅速に対応できる。

「個々のポータブルトランシーバーの通信状態や電池残量を表示できるソフトウェアも提供することで、店舗全体での運用の効率化に貢献できます」(鈴木課長)