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2018年01月11日
No.10000457

ピーブレイン
”分析“を武器に戦う組織をサポート
持続的な業績アップに貢献

左から斉藤嘉史副社長、中島基裕社長、森宏輔専務

クラウド型データ管理システム『P-Brain』の導入店数が500店舗に迫る株式会社ピーブレイン。なぜ導入店舗で業績を上げ続けられるのか。その理由を3人の取締役に聞いた。

『P‐Brain』は2014年にリリースされて以来、ホールを取り巻く環境の変化に合わせてアップデートを繰り返しながら進化を遂げてきた。導入企業が支持する理由は、単にデータを分析する道具としてではなく、人材を育て、強い組織づくりに貢献するシステムだからだ。

「P‐Brainシステムの運用の目的は、分析の標準レベルを向上させることで持続的な業績アップに貢献することです」。そう語るのは中島基裕社長。「厳しいと言われる業界ですが、そんな中でも業績を伸ばしている企業は存在します。そういった企業は、企業文化として持続的に戦える組織になっているからです」と続ける。

事業戦略として戦いを挑むには、変化する市場環境のなかでライバルとの「競争優位性」で勝つ組織づくりと、それを持続させる仕組みが必要だ。戦える組織になるためのキーワードとして同社では、次の3つを掲げている。

1 『High─ Speed』組織はスピードが肝要である
2 『High─ Quality』量を伴わない質の向上はありえない
3 『High─ Standard』高いレベルが日常的(仕組化)になる

組織はスピードがすべて

時間はすべての企業や個人に平等に与えられている。そして、この平等である時間をどう使うかで企業格差が生まれる。では、日々刻刻と変化する市場環境にハイスピードで対応するには何が必要なのか。中島社長の言葉は明確だ。

「こうすればうまくいくという仮説を立て、アクションを起こし、検証し、修正してアクションを起こすこと。その過程においては分析する力が必要不可欠です。そして、分析の量をこなさないと分析の質は上がらないのです」

多くのホールではこれまで、エクセルなどのスキルに秀でた店長が時間と手間をかけて分析を行ってきた。そこには膨大な人材コストが発生していた。そこでピーブレインがこだわったのが「ワンクリック分析」だ。

「全国データ、商圏シェア、個別台(基板ナンバー)管理といったマクロな視点から、細部まで集計加工された分析データまで、ワンクリックでたどり着ける。そこから分析がスタートできるので、時流を読み解き、アクションに繋げるスピードが格段に上がり、限られた時間を最大限に有効活用できるのです」

集計加工された分析データまでワンクリックでたどり着けるトップ画面


量を伴わない質の向上はありえない

「4000本のヒット打つには、8 000回以上悔しい思いをしてきた」。そう語った、あの世界的な強打者でさえ、生まれた時からヒットを打てたわけではない。練習の量に比例して、ヒットを打つ確率を増やしていったのだ。初めての時は大変だったが、やがて同じことを楽により速く処理できるようになる。それが量をこなしてきた結果であり、目的にたどりつく最短距離になる。ヒット=稼働アップに繋がったアクションと置き換えれば、仮説の立て方、分析、修正といった質の向上なしにヒットは生まれないことがわかる。

例えばこんな事例がある。『P‐Brain』では新台導入後に全国データを分析して推奨機種に色を付けて表示する機能がある。2017年に発売されたパチスロでは、導入1週間で色がついたのが3機種。『パチスロ 聖闘士星矢 海皇覚醒』『押忍! 番長3』『GⅠ優駿倶楽部』だった。とくに『パチスロ 聖闘士星矢 海皇覚醒』に関しては導入2日目、3日目に増台の注文を出した会員企業が大きく業績を挙げることができた。

斉藤嘉史副社長は「当社で色をつける基準はかなり厳しくしていますが、分析力を高めて実践している会員様は、自社の中で基準ができているので、色で推奨していない機種でも増台の判断ができています。それこそが、私たちが理想としている姿なのです」と話す。量をこなすにはスピードアップのための武器が必要だ。『聖闘士星矢 海皇覚醒』の例は、ワンクリックで分析にまでたどりつくP‐Brainを活用して業績アップのヒントをいちはやく見つけられた典型例と言えるだろう。
 「当社ではスピードと質の向上に貢献するべく、P‐Brainを開発、日々進化させています」(斉藤副社長)

高いレベルが日常的(仕組化)になる

「P‐Brainはエンタープライズや中古機情報サイトとも連携しているので、全国データ、市場データ、グループ店データの3つで分析できる点も分析力を高めることにつながっていると評価されています」。こう語るのは森宏輔専務。

分析の質が向上すると、同じ時間でさらに量をこなすことができる。日常的に分析する習慣は、アクションのスピードと質の向上に繋がり、どうすればうまくいくかを社員が日常的に考えられる組織になる。その結果、過去の成功体験にとらわれず、トレンドを分析し、時流を読み、常に高いレベルでのアクションを繰り返し、業績を挙げていくことができるようになる。

「結果として、企業の分析標準レベル=戦闘力が飛躍的に向上し、企業文化になります。それが、競合他社への競争優位として、持続的に‘戦える集団’になるということだと考えています」

日常的な分析は、新機種の購入だけでなく、撤去時期や入替機種の選定などでスピーディな判断を可能にする。結果として機会ロスを低減し、遊技機の資産価値を最大化できる。そこが、『P‐Brain』の導入企業が増えている最大の要因なのだ。いま業績を上げている企業は、すでにこうした企業文化を築いている。

エンタープライズやGoogle Mapとも連携し、地図上にグラフを表示してどこにどの程度の客数シェアがあるかも視覚的に見ることができる


同社では、システムの導入企業や店舗の「数」の増加を目指してはいない。中島社長はその理由をこう語る。「競争優位性の獲得を目指す、情報感度の高い、限られた企業様に持ってほしい武器だからです」。

規則改正に伴い大きな環境変化が予想される2018年。限られた時間の中で店舗管理者が結果を出すためには、競合他社の1に対して、10、20と分析の量をこなしていくことが求められる。そのために必要なのが、データの分析とその積み重ねなのだ。

「我々ピーブレインは、明日の一番店を目指す企業様、さらなる競争優位の確立を目指す企業様に貢献できると確信しています」(中島社長)





※月刊アミューズメントジャパン2018年1月号に掲載