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2018年01月30日
No.10000494

総務省
宝くじ 「ジャンボ」もネット解禁
ギャンブルのオンライン化進む

宝くじ 「ジャンボ」もネット解禁
現在ネットで販売されているのは数字選択式宝くじ「ナンバーズ3」「ナンバーズ4」「ロト6」「ロト7」「ミニロト」の5種。これを「ジャンボ」などほぼすべてのくじに拡大する。

ジャンボ宝くじを含むほぼすべての宝くじが10月から「宝くじ公式サイト」を通じ、インターネットで購入できるようになる。発売元の都道府県などで構成する全国自治宝くじ事務協議会が1月24日に議決し、総務省が26日に発表した。

現在ネットで販売されている「ナンバーズ3」「ナンバーズ4」「ロト6」「ロト7」「ミニロト」は、金融機関5行のインターネット口座を使って購入する。新たにネットで購入できることになる宝くじは、公式サイトで会員登録の必要があるが、クレジットカード決済に対応するため、金融機関のインターネット口座を持っていない人でも購入できる。

野田聖子総務相は記者会見で、クレジットカードに対応することを「いつでも、どこでも買える宝くじ」と説明。「売り場が近隣にないなどの事情で、購入の機会を逸していた方をはじめ、国民の皆様に宝くじをより身近に感じていただけることを期待している」と述べた。

スポーツくじ(文部科学省)が2005年8月からインターネット販売を始めたのに対して、宝くじがインターネットでの試験販売を開始したのは14年1月から。当初販売した商品は数字選択式宝くじのうち「ナンバーズ3」と「ナンバーズ4」のみ。現在はこれに加え、「ロト6」「ロト7」「ミニロト」がパソコン、スマートフォン、ケイタイから購入可能になっている。だが、宝くじの年間売上の4割以上を占める人気商品である「ジャンボ」がインターネット販売をしていないことを、総務省は販売機会の逸失と認識していた。議論を重ねてきた結果、総務省は昨年8月にインターネット販売の対象を「ジャンボ」など開封くじ方式の商品にも広げる方針を打ち出し、宝くじを販売する地方自治体に導入を要請していた。

宝くじは05年に1兆1050億円を売り上げたのをピークに、ほぼ一貫して減少傾向にあり16年は8450億円だった。11年からの5年間では15・8%減少している。


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