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2018年04月17日
No.10000592

サミー、大都技研、北電子
パチスロ中古遊技機の保証書発給を再開

サミー、大都技研、北電子のパチスロメーカー3社は、2006年に中古機流通協議会が回胴遊商へ中古機流通業務を委嘱して以降途絶えていた、メーカーによるパチスロ中古遊技機の保証書発給を再開する。

3社は中古移動の際、主基板を交換し、新流通制度と同等にメーカーによる部品交換後の設置確認、そして交換した部品の検査を行うとしている。サミーは6月頃、大都技研は今夏、北電子は今夏以降に運用を開始する。

メーカーによる保証書発給再開の目的は、パチスロの不正改造の撲滅、ユーザーが安心して遊技できる環境の構築、現行の中古機流通のあり方への問題提起の3点だという。サミー研究開発統括本部の岩堀和男取締役は、不正改造された遊技機が発見されるケースの多くが中古移動後の機械という現状を挙げ、「巧妙悪質化するゴト師によるパチスロの不正改造は目視点検では発見できないほど。そのしわ寄せがユーザーに向かえばファン離れにつながってしまう」と危機感を示す。

3社が行う中古機移動の運用では、設置先ホールでの事前点検確認で主基板以外にも問題がある部品があれば交換して設置するという。なお、これにより現行の中古機流通協議会の運用での販売会社による保証書作成ができなくなるわけではない。3社では「どちらの運用を選ぶかはホールの自由」としている。

大都技研・信田裕一郎取締役開発本部長
「メーカーが関与することで中古遊技機の不正を撲滅していきたい」

北電子・レジャー産業営業本部の小河光弘執行役員
「中古遊技機を安心して使っていただくためにこの趣旨に賛同した」