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2019年06月24日
No.10001250

ぱちんこ依存問題相談機関リカバリーサポート・ネットワーク
依存問題電話相談 18年は5795件
RSN開所以来累計3万991件

依存問題電話相談 18年は5795件

ぱちんこ依存問題相談機関リカバリーサポート・ネットワーク(西村直之代表)は2018年に対応した電話相談の概要をまとめた。RSNが作成した報告書によると、昨年1年間の相談電話の総件数は、前年より872件多い5795件だった。2006年の開所以来の累計相談件数は3万991件になった。

報告書では、RSN沖縄事務所が16時以降の延長時間の相談電話も受けることになった2018年10月から12月の3カか月間に、RSN沖縄事務所(沖縄事務所内のRSN支援室を含む)が受けた1471件の相談電話を対象にして、相談内容や相談者を分析している。


この電話相談のうち初めての相談電話は936件。このうち、ぱちんこに関連する問題を抱える「本人」は82・9%。「家族・友人」は16・8%、「援助者」は0・3%だった。
「本人」(776件)の性別は、男性が81・4%で女性が18・6%。本人の年代の分布で最も多いのは「20代」で34・8%、次いで「30代」で23・6%。20代~40代で全体の8割を占めていた。

本人からの初回相談776件のうち遊技頻度について聴き取ることが来た相談(486件)を分析すると、週2回以上の頻度で遊技している相談者が約9割を占めた。


同様に、1カ月の遊技金額(失う金額)について聴き取ることができた相談(403件)を分析すると、「10万円以上」が34・5%を占めた。その一方で、少数ではあるが、「お金を失っていない」(2・7%)や「1万円未満」(1・7%)という少額の遊技金額で問題を感じて相談につながる人もいた。