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2020年04月20日
No.10001602

齋藤裕樹(プラスアルファ)
分析ツールを駆使せよ
[コラム]ホールのためのWEB戦略 Vol.05 月刊Amusement Japan 5月号掲載

さいとう・ゆうき 転職支援を行う「パチンコ転職ナビ」の責任者として、職業紹介士(第193号)とファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得。同時にWeb広告を学び、Google認定アナリティクス個人認定資格(GAIQ)やAdWords認定資格も取得。現在はホールが取り組むべきWeb戦略を提唱している。

皆さんこんにちは。月刊アミューズメントジャパンで2020年1月号から新連載『ホールのためのWEB戦略』をスタートさせていただいた、プラスアルファの齋藤裕樹(さいとうゆうき)です。
WEB版コラムでは、月刊アミューズメントジャパン5月号の紙面でお伝えきれなかったことを補足させていただきます。

5月号ではGoogleマイビジネスの無料分析ツール「インサイト」を存分に利用するべきとお伝え致しました。このWEB版では、画像つきでご説明いたします。なお、5月号の誌面では分析ツールを9つお伝えしましたが、ここではその中で重要な2つをお伝えします。

1.ユーザーにどれくらい見られているかを把握できるツール



重要なのは、店名が直接検索された数(緑色)ではなく、間接検索で自店が表示された数(青色)です。下記のようなグラフは、検索数が多く一見すると良い結果のように思われますが、店名で検索されている割合(緑色)が大きいため、あまり良いとは言えません。
例えば、私が『齋藤ラーメン』というラーメン店を池袋で営業しており、下記のようなグラフの結果が出たとします。この場合、『齋藤ラーメン』で検索した人の割合が多いのですが、逆に言えば、[池袋×ラーメン]や[醤油ラーメン]など、間接的なキーワードで検索したユーザーにはあまり表示されていないということです。つまり、『齋藤ラーメン』を知らない潜在的な新規顧客に対して、店舗情報が表示されていない、伝わっていないと言えます。Googleは理想的な割合の目安を、直接20%、間接80%だと言っています。



2.ユーザーが検索した方法×マップ表示回数



上記グラフを見ると、兵庫県のあるエリアで上位表示されている店舗の検索数と、埼玉県のあるエリアで回表示されている店舗の検索数がほぼ同じです。ですが、分析項目を追加して掛け合わせると、見方は変わります(下図)。



追加した折れ線グラフは、Google検索から店舗が検索された数と、Googleマップに自店が表示された回数です。赤枠で囲んだ項目はマップに自店が表示された数です。先ほどの兵庫県の店舗で見ると、マップに表示された回数は13,700回、そのうち店舗情報を12,690回クリックされているので、93%が店舗を見たことになります。反対に埼玉の店舗はマップに20,500回表示され、そのうち12,502回クリックされているので、61%が店舗を見たことになります。つまり、前者の方が効率的ということです。埼玉の店舗については、Googleマップに店舗が表示されているのに、ユーザーは競合店の方をクリックして調べており、自店の店舗情報までたどり着いた人の割合が少ないことがわかります。これが分かれば、写真投稿を増やすか、キーワード対策をするか、最新の新台入替などの投稿を行うべきか、といった戦術が見えてきます。2つの指標を用いることで、1つの指標だけでは見えなかったことが見えてくることがお分かりいただけたと思います。

Googleマップは今後自動運転の分野にも進出し、私たちの生活に、より必要不可欠になることは容易に予測ができます。だからこそ先行者利益となり得ます。無料で使えるGoogleマイビジネスは今すぐにでも運用を始めることをオススメします。


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