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2022年12月29日
No.10003219

日光商事の「防災特化型ホール」2号店はnikko津山店(岡山県)

日光商事の「防災特化型ホール」2号店はnikko津山店(岡山県)
2022年12月27日オープンの『nikkko津山店』(岡山県津山市)は今年4月にオープンした『nikkko泉田店』(岡山市)に続く、日光商事2店目の「防災特化型」の店舗。

日光商事(愛媛県)が12月22日、岡山県津山市にグランドオープン予定の『nikkok津山店』(総台数1144台=パチンコ616台、パチスロ528台)の内覧会を開催した。グループ店『ノースオメガ』を全面改装したもので、地域最大規模の設置台数もさることながら、「防災特化型」という施設コンセプトのもとさまざまな防災設備を備えている点に注目したい。

「防災特化型」というコンセプトは2022年4月29日にグランドオープンした『nikko泉田店』(岡山市)で打ち出したもので、津山店が2店舗目。新規出店にあたりどのような地域貢献ができるかを模索していた中で、近年の大規模自然災害が増加していることや、豪雨の際に店舗駐車場を地域住民に開放したことで多くの感謝の言葉が寄せられた体験から、同社の川井祐介代表が2億円もの防災設備への投資を決断した。

『nikko津山店』は12月24日には地域住民向けに内覧会を開催し防災設備を紹介した。防災設備導入の基本的な考えは、大規模災害でインフラ被害が発生した際に、駐車場の開放はもちろんのこと自衛隊など外部支援が開始されるまでの72時間の間(=3日間)、店舗内で100人が避難生活を送れることを想定して、食糧、飲料水、生活用水、電力、テント等の設備を備えるというもの。

救急キットのほか、食糧、飲料水、生活用水、電力、テント等の設備を備えている


最先端のAI水処理技術によって使用した水の98%を再生利用可能


水の確保が最も重要との考えから、ペットボトル飲料のほか、空気中から水を作り出すことができるウォーターサーバー、6300リットルの水を飲める状態で約20年間保存可能な密閉型耐震性貯水槽を設置。2セットある屋外シャワーキットは、最先端のAI水処理技術によって使用した水の98%を再生利用可能な除菌・濾過装置を備えている。これにより気兼ねなくシャワーを使え、衛生状態を保つことができる。

これら設備の動力は電気なので、電気の確保が水の確保に次いで重要になる。同店の屋上には太陽光パネルを設置してあるが、これは売電用には使わず、2台のEV車(日産)への充電用だ。停電が起きた際にはEV車から店内に給電する。店内には、通常時とは別の非常時用照明や、携帯電話など電子機器を最大50台同時に充電可能な高速マルチチャージャーを備えている。

屋上の太陽光パネルで発電した電気はEVカーに充電される


休憩コーナーのソファー、デスクはすべてUSB充電ポートを備えている


このほか、ほぼ紙でできている組み立て式の給排水設備不要の災害用トイレや、平常時にはベンチとして使い非常時には炊き出し用の釜戸になる「かまどベンチ」といったものもある。

店内休憩コーナーの椅子1人用ソファシートは24台と非常に多い。これも災害時の利用を想定したもので、各席に充電用USB端子を備えている。

同店は1月中にも地域への貢献のために、津山市と災害時協定を締結する予定だ。

『nikko津山店』は12月27日にグランドオープン。スマスロは4機種合計88台を導入した。




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