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2023年06月21日
No.10003586

コナミアミューズメント
ラブキューレ2の「終わる気がしないART」を体験したい
『防空少女ラブキューレ2~極限の共鳴~』試打レポート

ラブキューレ2の「終わる気がしないART」を体験したい
紅井いちご(CV:佐倉綾音)。 特殊飛行隊CELFの二等空尉。

スマスロ初のA+ART

『防空少女ラブキューレ2~極限の共鳴~』は、コナミアミューズメントのスマスロ第一弾。しかもスマスロ初のA+ARTタイプとなっている(※2023年5月15日。コナミアミューズメント調べ)。純増約1.1枚のARTで繋ぎながらリアルボーナスで出玉を増やしていくゲーム性。本機は同じA+ARTタイプで稼働貢献85週を記録した前作『防空少女ラブキューレ』の正統後継機という位置づけだ。

最大のセールスポイントは「終わる気がしないART」。果たして2時間の試打タイム中に体験することができるのか? 東京・晴海にあるコナミアミューズメントに向かった。

試打ルームでノーマル基板の実機を設定6にしてもらい打ち始めた。左リールにBAR(ラブキューレ)絵柄を狙い、右リールはフリー打ち、中リールに青7を狙えば小役はとりこぼさない。

リーチ目総数は3800種類以上。しかも、変則打ち限定の1確目やビタどまりで激アツといった目も豊富で、小役示唆演出などいろいろなタイミングで試してみると、これがなかなか面白い。フラグが立った後でも目押しが正確でないと思ったようなリーチ目が出ないこともあった。おそらくリーチ目を堪能できるような制御になっているのだろう。ホールで打つときも通常時に退屈することなくプレイができそうだ。

スイカの小山型の中リールは7付きでなくてもリーチ目


スペシャルARTはデートで手に入れろ

チェリーは、一部で「デートモード」の抽選も行っている。このモード中にボーナスを引けばART濃厚になるが、モードには結構頻繁に入る。もちろん、そんなに都合良くボーナスを引けないことも多いはずだが、「終わらないうちにボーナスを引きたい」という焦燥感がゲームのほど良いスパイスになっていると感じた。

デートモードは、スペシャルARTのひとつ「VAイグニッション」(VAI)の獲得ルートにもなっている。VAIは規定枚数獲得までARTの減算がストップするもので、期待値がVAIで約2000枚(※1)、超VAIならば約3000枚(※2)。まさに「終わる気がしないART」で、出玉トリガーとしての役割を果たす。

※1・※2 (超)VAイグニッションに当選したボーナス作動からART終了までに獲得する総枚数の平均値(設定1。コナミアミューズメント調べ)

VAI=ビクトリー・アシスト・イグニションはプレイヤーを勝利に導く点火役だ


デートモード中のデート場所は、VAIの発動期待度を示唆する。デート場所が海浜公園、アミューズメント施設、ショッピングモール、水族館の順でVAIの発動期待度が高くなる。試打中1度だけ水族館が選ばれ、ちょっとドキドキしたが、もちろんボーナスは引けなかった( ´Д⊂ヽ

水族館デートなら期待してよし!?

“終わる気がしない”2つ目のスペシャルARTは「ソニックモード」。次のBBまで継続し80%ループするARTで、期待値は設定1(以下同)でも約2700枚(※3)と、こちらもなかなかの破壊力をもっている。

※3 ソニックモードが継続しなかったBB終了までに獲得する総枚数の平均値(設定1。コナミアミューズメント調べ)

初当たり時は特化ゾーンスタートで、乗せレーションはウェポンアタック、いちごアタックの2種。ART中も足つぼプニッシュ、なでなでラブキューレというゾーン名からして刺激的な上乗せ特化ゾーンが存在する。

ART「絶対空域」は、ゲーム数管理×セット数管理だが、ART準備中にラブキューレ絵柄が揃えば、継続率管理のART「裏絶対空域」が濃厚になる。1セット30GのARTが50%〜90%で継続し、終了後もART「絶対空域」に復帰するため、これもまた出玉トリガーのひとつだ。

「終わる気がしないART」は体験できたのか?

2時間弱の試打で、BB6回・RB5回・ART2回。ARTは、いずれも60Gスタートで上乗せ、継続なしだった。獲得枚数は300枚ほどで、スペシャルARTも残念ながら体験することはできなかった。もちろん設定6のポテンシャルはこんなものではないはずだから、短時間遊技ゆえの納得の結果だ。

最近は、ATの連続で短時間で出玉を増やしていく6.5号機が多い。一方、ARTを継続させながらリアルボーナスでじわじわと出玉を増やしていく本機のようなゲーム性は、5号機時代から一定の支持層がいる。追加投資をすることなく、ボーナスを待てるという安心感が好きというのが理由のひとつだ。

スマスロの多様性を担保する

幸いなことにスマスロの稼働は好調で、今後も各メーカーからさまざまな機種が登場するだろう。ただ、高純増AT 機だけではファン層を狭めてしまうことになりかねない。「出玉を減らすことなくボーナスが狙え、しかもボーナスが偏って出現する時は意外な出玉感も味わえる」。5号機時代も6号機になってからもこうしたA+ART機に魅せられたファンは多い。『防空少女ラブキューレ2~極限の共鳴~』には、「スマスロの多様性」を担保するためにも、導入後の稼働に期待したいところだ。

ⒸKonami Amusement