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2026年09月14日
No.10005407

長期稼働を見極める「下落率」について解説|メイドインサービス

長期稼働を見極める「下落率」について解説|メイドインサービス

パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が9月11日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で52回目。

講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長。セミナー冒頭で8月のパチスロ市場を振り返った。8月に導入された新機種はスマスロ9機種、増産は2機種。。8月末時点のスマスロ機の設置比率は61.1%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは88.6%(前月比1.6ポイント増)となった。

全国展開しているパチスロ運用シミュレーションソフト〈MMP〉と設定調整代行事業〈ASシステム〉によって収集された全国実績データ「SIRIUS」の総合実績シェアランキングのトップ25では、8月導入の『Lとある魔術の禁書目録2』が10位、『Lやじきた道中記参る!』が14位、『Lストリートファイター6』が18位、『Lワールドダイスター』が22位、『L邪神ちゃんドロップキック』が23位にランクインした。

今回のトピックは「下落率の考え方」。同社ではこれまで、新台の中長期稼働を見極める一つの指標として、導入初週から2週目までの稼働下落率を10%以内、2週目から3週目までを15%以内とする基準を用いてきた。池上係長は「なぜその数字なのか、本当にその傾向があるのかというところを今回解説した。もともとこの数値を出したのが3年ほど前だったため、今の機種でも通用するのかという意味で、300機種以上を対象に再度計算し直した」と説明した。

分析対象は2022年1月から26年8月までに導入された343機種。その中で「初週から2週目まで10%以内」「2週目から3週目まで15%以内」の両基準を満たした80機種を抽出したところ、稼働貢献15週以上に到達した割合は72.5%。一方、基準を満たさなかった機種では8.7%にとどまり、約8倍の差がついた。

また基準の妥当性についても検証。初週から2週目までの下落率だけを10%以内とした場合、稼働貢献15週以上への到達率は52.6%。2週目から3週目までを15%以内とした場合は39.9%だったが、二つの条件を組み合わせることで72.5%まで高まった。基準をより厳しく設定すれば的中率は上昇するものの、対象となる機種数が大きく減少するため、池上係長は「的中率と対象数のバランス」を重視しているとした。

さらに、実績データから長期稼働機種を最も高い確率で見極められる下落率を機械的に算出したところ、「初週から2週目まで9%以内、2週目から3週目まで14%以内」という結果に。同社がこれまで使用してきた「10%・15%」とほぼ同水準となった。池上係長は「おおむね間違ってはいなかった。今後も弊社としては10%、15%で下落率を見ていこうと思っている」と話した。

池上係長は今回の検証について、「人力ではなく機械的に確かめても、ほぼ同じような結果が出た」と総括。「初週から3週目までの下落率を見るだけで、その後長く稼働に貢献できるかをかなり見分けられる」とし、全国データだけでなく各店舗の実績でも下落率を確認することで、機種運用の判断材料として活用できるとした。

市場短観予測では、ジャグラーシリーズが引き続き安定して推移する一方、一部のスマスロ主力機では稼働の減衰が進行。10月前半の新機種では『マイジャグラーⅥ』や『モンスターハンター サンブレイク』などの動向を注視していくとした。

次回セミナーは10月9日14時からを予定している。

文=アミューズメントジャパン編集部


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