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お盆営業はイベントに頼らない堅実な運用を|メイドインサービス
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が7月17日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で50回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長。セミナー冒頭で6月のパチスロ市場を振り返った。6月に導入された新機種はスマスロ4機種。6月末時点のスマスロ機の設置比率は60.2%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは87.5%(前月比0.5ポイント増)となった。
6月市場の平均稼働は8460枚、平均売上は2万7028円、平均粗利は3484円、平均粗利率は12.9%。いずれも前月を下回ったが、池上係長は「ゴールデンウィーク後の反動による例年通りの動き」との見方を示した。
全国展開しているパチスロ運用シミュレーションソフト〈MMP〉と設定調整代行事業〈ASシステム〉によって収集された全国実績データ「SIRIUS」の総合実績シェアランキングのトップ25では、6月導入の『L戦国乙女5 業火を穿つ宿焔の双刃』が5位、『スロット ソードアート・オンラインⅡ』が7位にランクインした。池上係長は『L戦国乙女5』について、「導入前から注目度が高く、初動稼働と粗利の両面で好実績を残した」と評価。前月1位だった『Lミリオンゴッド-神々の軌跡-』は3位、『スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門決戦』は5位から6位となった。
今回のトピックは「お盆前提言」。同社が昨年8月のお盆営業計画について200店舗を分析したところ、営業方針は「利益回収型」「バランス型」「還元型」の3パターンに分類された。構成比は利益回収型が23%、バランス型が55%、還元型が22%で、利益と集客の両立を目指すバランス型が半数以上を占めた。
お盆期間の粗利率は、利益回収型が15~19%、バランス型が12~15%、還元型が0~10%に設定される傾向があった。利益回収型は短期間で利益を確保しやすい反面、ユーザー満足度の低下やSNS、口コミへの悪影響、お盆後の稼働低下につながる可能性がある。還元型は集客や新規顧客の獲得、リピート促進が期待できる一方、利益確保や投資回収には経営体力が求められるとした。
池上係長は、利益と顧客満足を両立するバランス型について、「おおむね10~15%程度の粗利幅で営業するのが良いのではないか」と説明。そのうえで、「弊社では、イベント系をそこまで推奨していない。そこに頼らず、店舗の力で堅実な営業を目指していくことがお盆前の提言になる」と述べた。
続けて、「イベント系に頼りすぎると、ユーザーの期待感を常に上げ続けなければならず、店舗の体力が持たなくなる。そことの折り合いをつけながら、基本的には大きく依存しない営業を目指したい」と、長期的な稼働を意識した営業方針を呼びかけた。
直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、稼働・粗利ともに減少したことについて「例年通りと言えばその通りだが、新台効果はあったものの、ジャグラーをふくめたそれ以外の機種が厳しかった」と述べた。また8月前半の注目機種には『Lやじきた道中記参る!』と『Lとんでもスキルで異世界放浪メシ』などを挙げた。
次回セミナーは8月19日からを予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部













