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2020年08月25日
No.10001891

遊技者の6割がコロナ前より頻度低下
本紙調査 Withコロナ時代のプレイヤー動向2

遊技者の6割がコロナ前より頻度低下
新型コロナ禍前と比較して、現在遊技頻度が減っている(中断状態を含む)プレイヤーの割合

ホールの稼働はいまだ新型コロナ感染症拡大前の水準に戻ってない。かつての頻度での遊技を控えているのはどういった層なのか。本紙は6月中旬に続き8月中旬に、首都圏のプレイヤーの遊技状況を調べた。

新型コロナウイルス感染症の1日あたりの感染確認者数は、緊急事態宣言が解除された5月末から1カ月が経過してから増加に転じ、収まる気配はない。その一方、パチンコホールの稼働は、大方の予想をいい意味で裏切り速いペースで回復した。「密」を避ける心理があるためか、大都市の繁華街立地の店舗はいまだ苦戦しているようだが、全体的には前年同月比で8割近くまで回復しているようだ。とはいえ、「回復はここで頭打ちの感がある」という声もある。

本紙が6月中旬に首都圏の20代~70代のプレイヤーを対象に実施したアンケート調査では、新型コロナ禍前の遊技頻度(2月末までの平均的な遊技頻度)が月1回以上だったプレイヤーの65.8%が、かつてよりも遊技頻度が減っていた(遊技中断を含む)。その2カ月後の8月中旬に実施した今回の調査では、新型コロナ禍前の遊技頻度が月1回以上だったプレイヤーのうち、新型コロナ禍前よりも遊技頻度が減っている(遊技中断を含む)プレイヤーは62.7%だった。その差はわずか3ポイントで、いまだに多くのプレイヤーが遊技頻度を減らしたままだ。

40代~70代では
約3割が遊技中断


ただし、緊急事態宣言解除後まだ遊技していない「中断」状態のプレイヤーの割合に着目すると、6月中旬の調査時点では39.2%だったが、8月中旬の調査時点では13ポイント減り26.3%になった。このことから、遊技を中断していたプレイヤーがホールに戻ってきているが、遊技頻度はかつてよりも低いままだということがわかる。



遊技中断者の割合は、年代別では20代・30代に比べて40代以上で多い。そして、40代以上で緊急事態宣言以降に遊技を中断しているプレイヤーの中の約7割は「しばらく行かないつもり」と考えている。つまり、40代以降のプレイヤーがホールに戻って来るには、まだ時間を要しそうだ。

■週刊アミューズメントジャパン8月24日号・4面にはさらに詳しい記事を掲載。


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