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2020年09月09日
No.10001911

ぱちんこ広告協議会
防災拠点ネットワークを事業化
ホールの存在価値向上へ

防災拠点ネットワークを事業化
防災拠点ネットワークのWEBサイト(準備中)

パチンコホールの広告宣伝を手掛ける事業者が集まる一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA)が、地域の防災拠点として災害時への備えを行っているホールをまとめたポータルサイト「災害拠点ネットワーク」を立ち上げる。8月27日に開催された業界誌との記者懇談会で概要が公開された。

この取り組みは、PAAがパチンコホールの存在価値が向上する広告手法を模索する中で、災害時の緊急避難先として自治体などと協定を結んだり、災害備蓄品を常備したりしているホールの動きが広がっていることに着目し、こうした動きを広告を通して多くの人々に知ってもらうことを目的としたもの。

「災害拠点ネットワーク」のサイトに店舗情報を掲載して災害時に活用してもらえるようにするとともに、LINEで友だち登録をすることで、災害時に近くの防災拠点の情報がすぐに通知される機能なども備える。

事業化にあたっては、「防災景品セット」と「周知広告協力金」をセットにしてPAAの会員企業がホールに販売する。すでに災害備蓄品を備えているホールなどには、周知広告協力金だけでの参加も可能としている。

「防災景品セット」は、長期保存用おしぼりや乾電池など、パチンコファンに無理なく獲得してもらえる、防災力を高める端玉景品を取り揃えた。端玉景品以外の様々な防災景品も取り揃え、管理ページから追加購入できるようにした。

PAAでは参加ホール向けに防災拠点のポスターや防災グッズの内容を知らせるマンガや動画を作成。ホールだけでなく近隣店舗などでも周知していくほか、会員企業の媒体などでも取り上げ、防災拠点の認知度を高めていく方針だ。

PAAの平野輝寿理事は「災害の際に、被災地の人たちが防災拠点となっている近くのホールを検索できることでパチンコホールが地域にあることの価値を創造し、幅広い属性の人たちに広告を通してお伝えしていきたい」と意欲を語った。この「災害拠点ネットワーク」はテスト運用を経て10月から募集を開始するという。

認知度を上げるポスターも豊富に用意


「PAA AD NETWORK」の進捗

記者懇談会ではこのほか、WEBバナー広告一括配信サービス「PAA AD NETWORK」の進捗も報告された。これはPAA会員企業の16のWEBサイト(広告表示在庫数月間600imp以上)で効果的な広告が配信できるサービス。全国配信だけでなく、都道府県別にセグメントした配信もできるなど、費用対効果の高いWEB広告ツールだ。

また、全国の地域別の最新の広告規制の内容をアップデートしている「PASS」(ぱちんこ広告宣伝サーチシステム)の現状についても報告された。


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