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2024年05月24日
No.10004351

学生と考える依存問題勉強会を開催|PAA

学生と考える依存問題勉強会を開催|PAA

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA)はギャンブル等依存問題啓発週間期間中の5月20日、DMM.com本社で「依存問題勉強会~学生と考えるぱちんこ依存問題」を開催した。

オンラインとのハイブリッドで開催された勉強会には、学生を中心に46人が参加。PAA依存問題PTの大石大氏とパチ7のハニートラップ梅木氏が司会を務めた。

勉強会冒頭の挨拶で嶋田崇理事長は「業界にとって依存は非常に重要な課題。これまでも勉強会を行っているが、今後もさまざまな切り口で取り組んでいきたい」と話した。

勉強会では認定NPO法人ワンデーポートの中村努施設長が登壇。自身の過去や施設での経験を語り、近年の若者に多く見られる課題として、不安や衝動性という個人要因と経済的困窮や居場所の喪失という社会的要因が「ギャンブルやその他の問題行動につながる原因になっている」と話した。

またパチンコは「上限なく掛けられるその他のギャンブルよりも安全に失敗できる」と述べ、「パチンコののめり込み対策はそれと同じではない」と語った。

オンラインで参加した公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授は、「スマートPLAYスタイルのすすめ」というテーマで講演。世界保健機構(WHO)が定める「ギャンブル障害」と、つい踏み込んでしまいがちな「危険なパチンコ・パチスロの遊び方」の違いを示して、それぞれの対処法を解説した。自己申告・家族申告プログラムの活用についても解説し、「上限を決める、空いた時間で遊ぶ、周りの人に嘘をつかずに遊ぶことが予防的であるという研究に基づき『スマートPLAYスタイル』をすすめている」と話した。

左から武田氏、中村氏、司会を務めた大石氏、梅木氏。篠原教授はオンラインで参加した

篠原教授の講義後には、依存問題に長く携わっているホール法人・ニラク総務法務部の武田裕明氏と学遊連学生理事の浪岡将史氏、中村ターリック氏、鈴木康太氏によるディスカッションも行われた。

左から学遊連の鈴木氏、中村氏、浪岡氏

文=アミューズメントジャパン編集部


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