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2020年10月19日
No.10001928

齋藤裕樹(プラスアルファ)
[コラム]ホールのためのWEB戦略 検索広告とディスプレイ広告の作り方
Vol.11 月刊Amusement Japan 11月号掲載

さいとう・ゆうき 転職支援を行う「パチンコ転職ナビ」の責任者として、職業紹介士(第193号)とファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得。同時にWeb広告を学び、Google認定アナリティクス個人認定資格(GAIQ)やAdWords認定資格も取得。現在はホールが取り組むべきWeb戦略を提唱している。

皆さんこんにちは。月刊アミューズメントジャパンで2020年1月号から『ホールのためのWEB戦略』を連載しているプラスアルファの齋藤裕樹(さいとうゆうき)です。
このWEB版コラムでは、月刊アミューズメントジャパン11月号の誌面でお伝えきれなかったことを補足させていただきます。

今月(10月20日発行)のアミューズメントジャパンでは、前回ご紹介した4つの広告の中でも、特に重要な「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2つについて理解していただきたいことをご説明しています。
こちらのWeb版では、画像イメージを踏まえながら補足いたします。誌面ではこの2つの広告の根本的な違いを説明しています。大切なことなのでぜひ、誌面も併せてお読みください。

1.検索広告
下記の画像は兵庫県のある法人様の実際のYahoo!広告の管理画面です。了承を得て掲載しておりますが、広告文の店名や駅名部分のみ非表示しております。また、実際の数値ですので3項目までの数値のみ公開しております。実際の管理画面ではこれら以外にも費用、クリック単価、コンバージョン、上位掲載率など多くの項目を分析できます。
よく見ていただきたいのは、11月号の誌面でもお伝えした通り、1つの広告に対して3パターン作っていることです。全く別の内容で広告を作るとなると大変ですので、このようにタイトルを組み替えてバリエーションを作るだけで大丈夫です。



実際、同じ期間(2日間)、同じ内容にも関わらず、広告の表示回数(インプレッション)もクリック率も全て広告Cが好成績であるのが分かります。このようにどの文章が効果的かを見るうえでも3パターンは作成してください。因みに、これだけ表示回数に差があるのは意図的ではなく、GoogleやYahoo!が、自動でその時のベストな広告を最適化するために差が生まれます。

2.ディスプレイ広告
当社が運営する転職サイト『パチンコ転職ナビ』の事例を用いてお伝えします。
ディスプレイ広告は潜在層に向けたアプローチなので、幅広く認知することができます。
裏を返せば、「薄い内容だと伝わらない」「的外れの人にクリックされる」ということが大いに発生します。
そこで大切なのが、何度もお伝えしている「誰に」「何を」伝えたいのかの明確化です。以前お伝えしたペルソナ設定を使います。
例えば、パチンコ転職ナビでは下記の人をペルソナしたとします。そのペルソナが含まれるターゲットは30代の役職者クラスとします。そのターゲットが含まれるセグメントはパチンコ業界で働くキャリア層とします。
このようにして誰に何を伝えるのかを決めます。



それを踏まえて、下記3つのバナー案があった場合、どのバナーが一番よさそうか考えてみてください。
[ポイント整理]
・クリックしてもらいたいのはペルソナ設定した30歳のパチンコ店の主任
・クリックしたリンク先のパチンコ転職ナビサイトはキャリア求人がメイン



Aはキャリア採用と伝えていますが、情報量が多すぎて伝わりづらい広告です。ディスプレイ広告は興味が顕在化していない多くの人の目にも触れますので、一瞬で伝わらないと意味がありません。
Bは非常にシンプルです。しかし、これではパチンコ店勤務以外の方や、ノンキャリアの方などもクリックしてしまう可能性が高く、サイトの離脱率を上げ、費用も掛かってしまい効果的とは言えません。
Cはパチンコ店へのキャリア転職というキーワードが入っており、Aよりは簡素ですので伝わりやすくなっています。なおかつ、ペルソナした人向けの内容となっています。また、パチンコ転職ナビのロゴも中央に大きく表示しているため、このロゴに何度も目に触れることによって親近効果が生まれ認知されやすくなります。そのため、この3つの中では一番効果的な画像といえます。

このようにバナー画像を作成する際は、「誰に・何を」伝えるかを常に考える癖づけをするといいです。感性が豊かな若いスタッフを巻き込んで一緒に楽しみながらバナー画像を考えて作成してみてください。


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