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2020年10月20日
No.10001960

一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟
新団体 MIRAI設立総会を開催
同友会とPCSAが合併

日本遊技産業経営者同友会とパチンコ・チェーンストア協会の合併によって誕生した新団体、一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟(略称、MIRAI)が10月19日、都内のハイアットリージェンシー東京で設立総会を開催した。

新団体MIRAIが10月19日、設立された。同日開催された設立総会の冒頭挨拶で、東野昌一代表理事(=存続団体である同友会の代表理事)は、「この先、(業界の)未来のために、我々はどうしていかなければならないのかと考える中で、この新団体は、いろいろな団体のお力となって実行、行動する団体でありたい。次の世代のために、業界をどう作り上げていくか、それぞれの団体間の中でどう実践していくのかを大切にしていきたい。今日、産声を上げたばかりの団体ですが、我々には同友会とPCSAという長い歴史、学んできた歴史があります。両者の歴史を合わせて、よりパワーアップして未来に進んでまいりたい」と述べた。

東野代表理事


加藤代表理事


役員改選承認、臨時理事会の後、新たに共同代表理事に就いた加藤英則氏(=合併による消滅団体であるPCSA代表理事)が挨拶し、新団体の活動の2本柱は「政策提言」と「実行」だと述べた。

「新型コロナウイルス禍で、ホールのお客様の状況は前年の70%から80%と言われている。ワクチンが開発されればかつての水準に戻るという淡い期待を抱いている方もいるかもしれないが、現状が新しいノーマルになる可能性もある。我々は未来に向かって存続していかなければなりません。そのときに必要なのは、経費削減のような従来の取組でなく、新しいこと。たとえば新内閣はデジタル庁を創生しますが、日本は先進国の中ではまだまだIT化が遅れていると言われます。お客様が少なくなる中で生き残っていくためには、デジタル化、IoT、AIといったことも取り入れて改革していく必要があるのではないか。そういったことも含めて、業界に向けてMIRAIが新しい提言をしていきたい。そして実行していきたい」(加藤代表理事)

加藤代表理事は記者からの質問に答え、新団体の目玉となる新たな委員会が2つあると説明。ひとつは、さまざまな題材について議論し政策提言を行う『未来委員会』。もうひとつが、広報活動など社会とのつながりを推進する『つながり委員会』。
PCSAは業法(遊技単独新法)の立法化を促進していたが、これについて加藤代表理事は、「それは目的ではなく手段。MIRAIでも手段の一つとしてそういう話が上がってくれば議論することになるかもしれないが、業法(の立法化の推進)ありきではない」と述べた。

日遊協への団体加盟については、当面は同友会の団体加盟の立場を継承する。今期は同友会、PCSAの委員会や部会はこれまで通りに継続され、統廃合は来年の総会以降となる。
同友会は1994年設立、PCSAは2003年設立(その前身は、同友会を脱会したホール企業を中心に2002年3月に設立されたパチンコ・チェーンストア振興会)。合併により誕生したMIRAIの正会員は67社、賛助会員は101社。会員ホール企業の総店舗数は約1000店で、全日遊連に次ぐ大きな団体となる。
設立総会には来賓として警察庁生活安全局保安課の小堀龍一郎課長、全日遊連の阿部恭久理事長、日遊協の西村拓郎会長が祝辞を述べた。


祝辞 警察庁生活安全局保安課・小堀龍一郎課長

警察庁生活安全局・小堀課長

MIRAIという名には、皆様方のさまざまな想いが込められているものとお察しします。いまなお見通しがつかない新型コロナウイルス感染症の影響やその対応、近い将来に始まるであろうカジノとは一線を画したパチンコのあり方など、新たな変化が起こる中で業界はその対応が求められています。
しかしパチンコの長い歴史を見ますと、その時々の情勢に対応し、娯楽としてのパチンコがどうあるべきかを真剣に考え実行に移してきました。そして、そのような努力のもとでこれほど長い間、パチンコが多くの方々に憩いを与える大衆娯楽として親しまれ続けてきたことと認識しています。
新型コロナウイルス感染症が収束せず、厳しい状況ではありますが、皆様方におかれましては、旧規則機の計画的撤去の確実な実行のほか、のめり込み・依存症防止対策をはじめとする各種の課題を一つひとつ着実に対処しつつ、ぜひ、一般の方がたにも目に見える形でMIRAIという名にふさわしい、健全に資する取り組みを進めていただくことを期待しております。


祝辞 全日遊連・阿部恭久理事長

全日遊連・阿部理事長

それぞれの団体の特性を融合し互いの強みを生かし新団体としての活動を開始され、必ずやいままで以上に業界における存在感を示し、重要な役割を担い活躍されるものと確信しております。
とりわけ、個々の企業が会員であることから、さまざまな人材を有効活用されることが可能かと思っております。全日遊連は全国の遊技組合が会員であることから、そういった面での人材起用については即応しにくい面がございます。さまざまな課題に対し知見の深い人材を活用していただき、問題の迅速かつ適切な解決に導いていただきたいと思っております。
本日より運用を開始する21世紀会決議を順守しないホールの通報確認システムについても、その諸機能、運用については貴連盟にご活躍いただくこととなっており、心強いところでございます。業界を取り巻く状況は依然として厳しいものがございますが、身近で手軽な大衆娯楽の原点に立ち返り、ファンが安心して快適にご遊技頂ける環境を構築できるよう、皆様とともに取り組んでまいりたいと考えております。心強い仲間がいることに感謝しております。


祝辞 日遊協・西村拓郎会長

日遊協・西村会長

すばらしい2つの団体がひとつになることについては、喜んで得おられる業界の先輩方もたくさんおられます。全日遊連に次いで、2番目に多くのホールが加盟している団体になる。日遊協としてもMIRAIの皆さまとともにこの業界を切り開いていきたい。未来に向かって、未来型パチンコはどういう形がいいのか、10年後、20年後にこの産業をどのようにバトンタッチできるのか。貴連盟の皆様と意見を交えながら産業を作っていきたいと、心より喜んでいます。


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