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2022年02月21日
No.10002671

注目機種クローズアップ
パチスロ疑似Aタイプに光明
『Sひぐらしのなく頃に祭り2 カケラ遊び編』

『Sひぐらしのなく頃に祭り2 カケラ遊び編』 ©竜騎士07/07th Expansion

コンテンツ認知度や稼働実績が高いオーイズミのパチスロ『ひぐらし』シリーズの最新作が登場する。現在の6号機市場の活性化を狙った「疑似Aタイプ」でのスペック設計で、5号機Aタイプファンの「射幸性ニーズ」も満たしてくれる機種として注目だ。

完全新規則機時代がスタートし、ホールの業績はパチンコに依存している状況だ。パチスロはレギュレーションの変更を見守りつつ、状況を見て新台を導入していく。そんなスタンスをとるホールが大半だろう。しかし早急に必要なのが、5号機まで業績・稼働の中心となってきた「Aタイプ機」のシェアの再検討だ。

同タイプ6号機のコイン単価・粗利をみると、5号機のそれに比べて約30%ダウン。運用面でも、利益率を上げると一気に稼働が低下する構図が顕著だ。以前のように高粗利でも稼働がついてきた状況とは異なり、これまで以上に「薄利多売」の店でなければ難しくなっていくだろう。地域上位の店以外は厳しくなっていくということだ。

5号機時代は、同タイプのシェアを高めるほど稼働・粗利に貢献してくれた。しかし今後は、高めすぎると経営が圧迫されていく。パチスロでのポジショニングは流動性が高まっているとみることもできる。

「2番店以下はAタイプ機種に頼らないことで、利益効率が1番店を超える状態になるはず」と、今後を展望する関係者も多い。

ユーザー心理から見ても、5号機時代との違いに限界を感じる点が多い。6号機Aタイプでは、1回のボーナスで払い出せる枚数が制限されている。「出玉の塊」に至る難易度が高まったため、Aタイプに求めていた「娯楽ニーズ」は満たせても、「射幸性ニーズ」を満たしにくい。

では5号機Aタイプの穴を何で埋めればよいのか。可能性が見えるのが、ATによる疑似ボーナスを搭載した疑似Aタイプだ。地域にもよるが、『チバリヨ-30』『沖ドキ!DUO』は6号機の中では比較的稼働が好調で、多くの5号機Aタイプファンを誘引している。

Aタイプよりも払い出し枚数の自由度が高いため、「射幸性ニーズ」も満たしてくれる。30ΦのAタイプも遅れているため、疑似Aタイプのカテゴリーが強化ポイントの一つになってくことは間違いないだろう。

当面の受け皿は実績十分な「ひぐらし」

今後のラインナップをみると、可能性を感じるのが『Sひぐらしのなく頃に祭り2 カケラ遊び編』だ。同機種は疑似ボーナスだけで出玉を増やす疑似Aタイプで、純増枚数を7.8枚/Gに設計。6.4号機でのリリースとなり、有利区間ランプを搭載していない点も「Aタイプ的」なゲーム性の利点として活きてくる。

初当たり確率は249.5分の1(設定1)~192.7分の1(設定6)。平均獲得枚数は通常BBで266枚、SBBで377枚。技術介入の難易度は低めで、失敗しても大きな損失にはつながらない。むしろ成功させた分、得になる印象を受けるものだ。例えばボーナス中のリプレイ外しは4コマ外し。ビタ押しで外すことで15枚役のナビを1回獲得できる。シリーズ伝統の「運命分岐モード」は、RBをBBに書き換えるという斬新な分岐点になった。その自力感は、これまでにない高揚感をもたらしてくれそうだ。

ゲームフローを簡単になぞると、通常時はレア役を契機に主な初当たり「惨劇ボーナス」を獲得できる。消化後はCZ「絶対意志ZONE」に必ず突入。この区間ではリプレイ以外の全役で、次回ボーナス当選期待度を表す「%」を上乗せする。成功期待度は約42%。

CZ成功時は「運命分岐モード」へ。この時点で最低でも次回RBが約束されている。ここでRBフラグより先に回避フラグを引くと、BBへの書き換えチャンスである「鬼狩柳桜」に突入する。ボーナス消化後は、「運命の解」に挑戦。惨劇回避で「運命分岐モード」に復帰する。

「運命の解」突入時のTYは約550枚。一撃2400枚を目指す仕様ではなく、700枚などの塊をコンスタントに狙うゲーム性だ。MYは2167枚。ベースは43.5G。

市場を埋めると期待される同機のリリースは、今春が予定されている。


ジャグラー不足を補完する疑似Aタイプの筆頭格
メイドインサービス 営業部長
飯田信一さん

6号機オンリーの営業の中で、ジャグラー稼働を落とせないホールは設定も落とせない。ゆえに稼働・粗利を両立できるスペックの新台が必要になる。そこで期待されるのがATを主体とした疑似Aタイプだ。5号機Aタイプファンの受け皿にもなる上、既存の6号機Aタイプよりも単価・粗利が高い。かつ長い設置期間に耐えうる飽きの来ないゲーム性は、ホールニーズともマッチしている。

今回「ひぐらしシリーズ」最新作が疑似Aタイプで登場することで、初代からのひぐらしファン、Aタイプファン、技術介入に自信をもつ層までも取り込める。ボーナスTYがRB94枚、BB266枚、SBB377枚あり、しっかりと枚数を稼ぎつつ、次回ボーナスへの期待も持続。稼働促進、遊技満足度向上に寄与してくれる。遊技を終えた後の満足度の高さは、ひぐらしシリーズならではと言えよう。

疑似Aタイプシェアは、ジャグラー不足の補完に欠かせない存在であり、1割以上の設置シェアを目指すべきタイプになる。同機種は疑似Aタイプ市場参入へのきっかけとなる非常に重要なポジションにある機種と言えそうだ。


飯田信一さん


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