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2022年10月27日
No.10003111

注目製品レポート『ど冷えもん』
冷凍自販機導入で店内軽食を充実
スマート遊技機導入後の空きスペース活用にも有効

冷凍自販機導入で店内軽食を充実
冷凍自販機『ど冷えもん』向けに商品開発された冷凍食品『ご褒美Theぐるめ』シリーズは弁当など80種類以上

冷凍食品市場が拡大している。その中でも注目されているのが冷凍食品自販機の増加だ。電子レンジとともにパチンコホール内に設置すれば無人運営のイートインコーナーを作れ、来店客の満足度も高まる。

新型コロナ禍に多くの人が外食を控えざるを得なくなったり在宅勤務をする人が多くなったりしたことで内食需要が増加した。この需要に応えて市場が拡大したのが冷凍食品市場だ。野菜やフルーツなどの冷凍素材に始まり、餃子やコロッケなどの冷凍総菜、パン類や和洋菓子など間食向けの食べ物まで、あらゆるものが電子レンジで温めるだけでいつでも食べられる。

コロナ禍にこれと同時に起こったのが食品自販機の増加だ。飲食店がイートイン売上の減少を補おうと店頭に設置した自販機で冷凍食品を販売し始めたことで急速に広まった。いまでは飲食店の店頭だけでなく、さまざまな業態の店舗の屋外や遊休地への設置も進んでいる。

ミクちゃんアリーナ豊岡店は店内に3台設置しセルフ飲食コーナーを設けた


パック・エックスイノベーションは、サンデンリテールシステムが開発した冷凍自販機『ど冷えもん』の販売一次代理店として、ホール企業の冷凍自販機導入をサポートしている。同冷凍自販機の通常タイプの外寸は幅1030㎜×奥行797㎜×1830㎜(他にもタイプあり)で、屋外の隙間に設置するだけで24時間365日、無人で冷凍食品を販売できる。

パチンコホールの休憩コーナーに電子レンジとともに『ど冷えもん』を設置すれば簡単にセルフ飲食コーナーを作ることができ、顧客満足を高められつつ、食事の休憩のために店舗の外に出ていくユーザーを減らすことができる。

パック・エックスイノベーション 中西梨奈さん


「遊休不動産の有効活用や来店客の利便性向上のための冷凍自販機設置は、低リスク低投資の新規事業のようなもの。しかも人手は1日1回の補充作業程度。営業許可は不要で、保健所の届出だけでいいのです」とパック・エックスイノベーションの中西梨奈さんは導入のメリットを挙げる。

商品や提供価格はオーナーが決められるなど自由度が高いため、話題作りも活用できる。
最近では、兵庫県豊岡市『ミクちゃんアリーナ豊岡店』(総台数635台)が『ど冷えもん』を3台設置したイートインコーナーを店内に設け7月29日にグランドオープンした。また、8月6日には、東京都東村山市『パチンコ大学B館』(総台数240台)の店舗前に設置された。設置当初は話題作りのために「ワッフル」「黒毛和牛入りメンチカツサンド」「ラーメン」などを日替わりで販売した。

パチンコ大学B館は店頭でちょっと贅沢感ある冷凍食品を販売


すでに冷凍してある食品なら何でも販売できるし、冷凍ゆえ廃棄ロスは発生しない。しかし、より多く販売するためには消費者に支持される必要がある。そこでパック・エックスイノベーションはオリジナル冷凍商品をパートナーシェフや人気店と共同開発し、自社ブランド『ご褒美Theぐるめ』として提供している。本人だけでなく、家族、友人への〈ご褒美〉にも選んでもらえるよう厳選したスイーツ、精肉、ラーメン、弁当などのアイテム数は80以上。

店内セルフ飲食用の電子レンジ対応商品は、ロケ弁グランプリ優勝店舗『SOMY'S DELI』監修の各種お弁当など現在30種類。持ち帰り用としては10月に、スイーツの『クレープ缶』5種、海鮮丼シリーズの『缶ドン』4種をリリースした。


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