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2023年03月23日
No.10003362

エース電研が資産価値をもつ単体島を開発
新単体島システム『Isoletta』発表会

エース電研が資産価値をもつ単体島を開発
自信をのぞかせた秋田社長

エース電研は3月17日、東京・上野の本社ショールームで新たな単体島システム『Isoletta(イゾレッタ)』のプレス発表会を開催した。脱着できる単体補給ユニット『SCMR16』を使用することで、イゾレッタにはP機もe機も収容可能。廃材が出ない組み替えで、パチスロ島に変更することも容易だ。

冒頭に登壇した秋田光勇社長は、スマート遊技機が登場することで、遊技場内のあらゆるものが大きく変化すると予見。「時代に乗り遅れることなく、本日の発表を迎えられたことを嬉しく思う。開発コンセプトは変幻自在であることと、いつまでも使える資産価値のある島であること。従来に勝る強度と耐久性も備えた。ユーザー様の満足を常に考えて、つくり上げた自信作」と胸を張った。

多くの特徴を備える同製品が従来の単体島と一線を画している点は、施工後でも島を移動させられることにある。付属レールにボルトで固定する施工法であれば、台間幅の調整や直線島への増減台が可能。減台で島が余る場合には、グループ店への貸し出しや、他店への売却を検討できる。この流動性が資産価値であり、島に再利用という概念をもたらした。

『イゾレッタ』はどんなレイアウトにも対応する

アンカーで床面に固定する施工法であれば、柱の四方を囲む四角柱型やトライアングル型、円形島、雁行島などにも対応。東日本大震災と同等の耐震試験をクリアするほどの強度も実装している。

単体補給ユニット『SCMR16』には、分間約1000個の玉研磨と揚上能力を備えた。研磨布の交換タイミングは、日の稼働が約3万個であれば約1年間。研磨カセットの着脱はワンタッチで簡便だ。

『SCMR16』の駆動装置

ロール状の研磨布

受注開始は4月3日から。納品は約1カ月後を予定している。木村隆昭常務は、「イゾレッタでは設備導入のハードルを下げるために、レンタルプランを検討している」と話す。テスト導入している2店舗では約9カ月程度が経過。トラブルなく稼働しているという。

木村常務



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