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2023年07月25日
No.10003686

異業種からFC加盟で成長市場へ参入の好機|TEAR
注目企業レポート  家族葬に特化し全国多店舗展開 『葬儀会館 TEAR』

異業種からFC加盟で成長市場へ参入の好機|TEAR
葬儀会館『TEAR(ティア)』を148店舗展開し、年間2万件を超える葬儀を取り扱う上場企業

旧態依然が残る業界だからチャンスがある

日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社を目指し、葬儀業界で注目を集めている企業がある。現在148店舗(直営88店、FC60店)を展開しているが、いまだ撤退事例がひとつもない。そこには「選ばれる理由」と緻密な出店戦略がある。パチンコホール企業でも新規事業として参入できるのだろうか。

日本は世界に稀に見る高齢化社会で、人口の3割が高齢者だ。死亡人口は2040年まで毎年増加すると予想されている。これに伴い、葬儀業界の市場規模も拡大する。葬儀に関連する費用は、葬儀に使用する会館や物品の準備、料理の手配、供物・供花の手配から仏壇やお墓の紹介・販売にいたるまで多岐にわたり、市場規模は現在約1・7兆円。これが2040年には3兆円になると予測されている。
ただし、この先20年間、ほぼ確実に拡大する市場であることは間違いないが、それだけで「有望な新規事業」と考えるのは早計だ。

葬儀会館『TEAR(ティア)』を148店舗展開し、年間2万件を超える葬儀を取り扱う株式会社ティア FC事業本部開発部の福田勝也課長代理は、「弊社のように年々会館を増やしている企業もあるし、新規に参入してくる企業もあります。その一方で、淘汰され事業を縮小、撤退していく事業者もいます。拡大市場とはいえ、『選ばれる理由』がなければ存続できないでしょう」と言う。

ティアは1997年の設立から9年目の2006年に名証セントレックスに上場(08年に第2部、14年に名証1部)、13年目には東証2部に上場(14年に東証1部)。現在、直営で88店舗、フランチャイズで60店舗を展開しており、これまで1店舗も撤退していない。葬儀の規模や1件あたりの葬儀単価は年々小さくなっていることから、『TEAR』は家族葬向けの小型ホールにいち早く特化し、1会館の事業商圏はおおむね半径2㎞となり、店舗から5㎞前後を目安にドミナント展開している。

株式会社ティア FC事業本部開発部の福田勝也課長代理

「葬儀というのは、ご遺族の立場でいえば大切な方がお亡くなりになってから短時間のうちに葬儀の手配をしなければなりません。最初に頭に思い浮かんだところ、最初に人から紹介されたところ、最初に目に留まったところしか選ばれません。選ばれるためには、出店戦略も集客戦略も販促戦略も必要ですが、もっとも重要なことは『故人の尊厳を守り、故人とご遺族の想いを汲み取り、失意に暮れるご遺族の悲しみに徹底して寄り添うTEARの葬儀、理念を心がけ大切にしている』ということでしょう。ご遺族にとっては、大切な人との最後のお別れです。故人にとっては一生に一度の大切な儀式。それが単なる作業でいいはずがありません。ですからTEARは『人財』が非常に重要だと考えています。そして、明朗で適正な価格、費用面でもご遺族が納得し安心できる葬儀を作り上げるという基本方針。この2点に強くこだわっていることが、選ばれる理由だと考えています」(福田氏)

ティアは、不透明さが色濃かった葬儀業界に疑問を持った冨安徳久代表が、理想の形態を実現させるために「葬儀価格の完全開示」「適正な葬儀費用」を打ち出して創業した。現在も、「事前相談」「生前見積り」等を通じて葬儀に関する情報を積極的に開示している。

「弊社は葬儀業界で唯一本格的なフランチャイズ展開をしており、開業前の人財教育制度も開業後のスーパーバイザー制度も確立したものがあります。葬儀業界とは無縁の他業界から参入された加盟企業がほとんどです。地域に根付いた事業をしていて、当社の理念や『地域社会に貢献できる事業をする』という考えに共感していただければ、どのような企業でも何ら問題はありません。私どもは、葬儀事業を究極のサービス業だと考えておりますので、パチンコ業界で『お客様の気持ちに寄りそう』という姿勢で沢山の経験を積まれた社員の方々は、非常に適応しやすいかもしれません」(福田氏)


[お問い合わせ先]
株式会社ティア
FC加盟について https://www.tear.co.jp/FC/
企業情報 https://www.tear.co.jp/company/profile/company.html


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