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2024年08月23日
No.10004488

三者協定が県民の安全に寄与|山形県遊協

山形県北部で7月25日、記録的な大雨災害が発生した。県の報道(8月19日時点)によれば、被害を受けた建物は推計で約3700棟、避難者は約1300人に上り、3人が亡くなったという。

当日は大雨特別警報が2回も発令されるほどの危機的状況にあった。こうした中で『マルハン酒田店』(酒田市)と『MEGA ZEST666』(新庄市)は自店の駐車場を開放。避難者を受け入れる態勢を積極的に整えた。

『マルハン酒田店』が所在する地域では、夜間になっても浸水被害の危険が迫っていた。同店は近隣住民や車両を避難させるため、立体駐車場を開放した。

『MEGA ZEST666』が所在する地域では、土砂で国道13号線が寸断される事態が発生した。同店は帰宅が困難になった遊技客に、夜を明かす宿所として立体駐車場を提供した。

両店舗が加盟する山形県遊技業協同組合は2022年3月、山形県および山形県警察との間で「災害時における支援協力に関する協定」を結んでいた。加盟するパチンコホールの施設を避難者や災害対応のために役立てるものだ。

山形県遊協
(左から)協定書を掲げる県警の佐藤正顕本部長、吉村美栄子知事、山形県遊協の井上静男理事長

協定書には駐車場やトイレ、飲料水などを避難者に提供することや、浸水区域にある車両を受け入れることなどが盛り込まれている。今回の大雨災害では同協定によって、県民の生命、身体、財産の保護が図られた。

山形県遊協は「予期せぬ災害への対策に万全を期すため、今後も関係機関と連携して災害協定の実効性を高めるとともに、地域における当業界の公益性を高めたい」とコメントしている。


文=アミューズメントジャパン編集部


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