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2022年07月25日
No.10002971

パチンコ・パチスロ社会貢献機構
社会貢献大賞は「玉屋」
エネルギー政策に地域レベルで参加

社会貢献大賞は「玉屋」
左からパチンコ・パチスロ社会貢献機構の宮田亮平代表理事と玉屋の山口智也専務

パチンコ・パチスロ社会貢献機構は7月21日、都内の第一ホテル東京で第17回社会貢献大賞を開催した。今年は、28都府県方面が取り組んだ72件の申請の中から12団体を表彰。助成事業では24事業に計3580万円を助成した。

今年で17回目の開催となる社会貢献大賞は、全日遊連傘下の組合および賛助会員が全国各地で実施している社会貢献活動の中から、特に優れた活動を選定して表彰するもの。今回大賞を贈られたのは、玉屋(福岡市)の「クリーンエネルギー推進を目的とした設備設置(レンタサイクル・電気自動車用充電器)」事業だ。社会貢献賞の最優秀賞は、都府県方面部門で茨城県遊技業協同組合の「新型コロナウイルス感染症に伴う職域ワクチン接種」事業、支部組合部門で岐阜県遊技業協同組合岐阜支部の「市立高校に対するオンライン授業設備整備(プロジェクター・スクリーンの寄贈)」事業、組合員ホール部門でダイナムの「学校サポート~光触媒スプレーの寄贈と施工~」事業が受賞した。


社会貢献大賞
玉屋「クリーンエネルギー推進を目的とした設備設置(レンタサイクル・電気自動車用充電器)」


玉屋の「クリーンエネルギー推進を目的とした設備設置(レンタサイクル・電気自動車用充電器)」事業は、福岡市が進めるエネルギー政策に共感し、地域レベルで取り組むために実施されたもの。2020年10月、玉屋本店(福岡市)の駐車場に自転車のシェアサービスのポート(専用駐車場)を10台分設置。それを皮切りに、2021年3月に室見店(福岡市)の駐車場に10台分、7月に大橋店(福岡市)の敷地内に7台分設置した。さらに5月には、電動キックボードのポートを、10月には電気自動車用充電器をそれぞれ本店の駐車場に3台分ずつ設置するなど、着実に事業を拡大させている。国を挙げた課題である地球温暖化問題に全国で展開できる手法で取り組んだことが高く評価され、受賞に繋がった。

同社はほかにも、商業施設「トリアーダ宗像」を災害時の緊急避難場所としての活用できるよう工期2年、総工費30億円をかけてリニューアルし、宗像市と防災協定を結ぶなど、地域貢献に尽力している。

登壇した山口智也専務は受賞後の挨拶で、「地域の方々に『玉屋があってよかった』と思ってもらえるよう、今後も小さい活動から徐々に広げていきたい」と語った。

都府県方面部門
茨城県遊技業協同組合「新型コロナウイルス感染症に伴う職域ワクチン接種」


組合員ホールの従業員、アルバイト及びその家族を対象にワクチン接種を無料実施した茨城県遊協。接種希望者数を推計し直したところ、約3000人分のワクチンが余ることが分かったため、業界団体や企業、商工会と連携しワクチン接種を呼びかけた。一般的にこのような大規模接種対象年齢は18歳以上に設定されているが、茨城県遊協は12歳以上を対象としたため、より多くの人にワクチンが行き届いた。

茨城県遊協の李晃明副理事長



支部組合部門
岐阜県遊技業協同組合 岐阜支部「市立高校に対するオンライン授業設備整備(プロジェクター・スクリーンの寄贈)」


岐阜県遊技業協同組合の岐阜支部は、オンライン授業環境の整備が遅れていた市立岐阜商業高等学校に1年生全4クラス分のプロジェクターとスクリーンをセットで寄贈。設置に係る工事費も負担した。県内でオンライン授業環境整備が遅れていたのは同校のみ。この寄贈により県内すべての生徒が、満足にオンラインで授業を受けられる環境が整った。

岐阜県遊協の清水達浩副理事長



組合員ホール部門
ダイナム
「学校サポート~光触媒スプレーの寄贈と施工~」


ダイナムは 2021年5月から12月31日までの期間で、 店舗周辺の全国40県92校に光触媒スプレーを寄贈。従業員が直接学校を訪問し、学校職員やPTAとともに机や椅子、階段の手すりなど生徒の利用頻度が高い場所に光触媒をコーティングした。生徒たちに安心して学校生活を送ってもらうように開始されたこの事業は現在も続けられ、寄贈先の学校・施設数は2022年6月時点で162校に到達した。

事業発案者である『ダイナム岐阜本巣店』の奈良泰輝ストアマネージャー



助成事業
24事業に3580万円


社会貢献大賞発表後には2022年度助成金贈呈式が行われた。「共同助成」は10件に1210万円、「パチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業・研究への支援」は2件に210万円、「子どもの健全育成と、SDGsの目標のうち『貧困をなくそう』『すべての人に健康と福祉を』『質の高い教育をみんなに』の実現に資する活動への支援」は10件に1220万円、「日本国内各地の災害被災者の支援や災害地復興のための支援」は2件に260万円、「特別助成 パチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む研究機関への、研究成果周知に対する支援」には180万円、「特命助成」には500万円、合計3580万円を助成した。


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