IR実施法案 明日にも審議入りか
ギャンブル等依存対策基本法案は明日にも通過

自公維が共同で提出した議員立法「ギャンブル等依存症対策基本法案」は5月23日に衆院内閣委員会で審議入りし、本日（24日）も審議が継続された。答弁に立ったIR議連幹事長の岩屋毅議員（自民）は、東京・六本木ヒルズで開催されていた日本型IRをテーマにしたシンポジウム会場に現れ、「今日、ギャンブル等依存症対策基本法案の質疑が終局した」と国会の状況を説明。

「明日、朝の内閣委員会でまず可決され、午後からの本会議で可決される予定。そのあと直ちに内閣委員会を開いて、いよいよIR実施法の審議に入る予定」との見通しを示し、「窮屈な日程の中ではありますが、何としても今国会で成立をさせるという決意で頑張ってまいりたい」と述べた。

岩屋議員はその後、本誌の取材に答え審議の模様について「質疑は極めて円満に進んだ」と表現。
「自公維案と野党案にはいくつかの違いはあるものの、ギャンブル等依存症対策基本法が必要だという認識に変わりはない。明日の採決がどうなるかはわかりませんが、立憲案がまず否決されて、そして私どもの（自公維）案が採決に至るのだと思います。野党の方々に対しては、IRの是非については、IR実施法の審議の中でしっかり議論していただきたいとお願いしてきた」（岩屋議員）