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2018年07月18日
No.10000723

マカオ ドッグレース場廃止で犬はどうなる?
600頭のグレイハウンド 引き取り手探し難航

アジアで唯一残っていたドッグレース場カニドローム(マカオ特別行政区)は、ブームの衰退及びレース犬の飼育環境や引退後の扱いなど動物愛護の観点が問題視され、2016年7月にマカオ政府より同施設の閉鎖と2年以内の退去を命じられていた。しかし、残された600頭の犬たちの予後対応は順調に進まぬまま、今月21日の期限が近付いている。

当初の計画では海外の個人や企業組織が里親となることを認める制度案が挙がっていたが、行き先を見つける間に同施設を占有する期間が追加で必要があることなどから、マカオ政府は難色を示している。
カニドロームで扱われていたグレイハウンド犬(犬の中でも最速と呼ばれる種類)は体長約1メートルと体が大きく、普通の犬より5歳前後寿命が短い。また、人に懐きにくく家庭でペットとして飼うのは容易ではない。そのため動物保護団体は、非合法のドッグレース場に転売されたり、食用として不法取引されたりする可能性を指摘している。

期限が迫り、犬たちの保護に向け世界各国から署名嘆願書が提出されたり、輸入元の国であるオーストラリアやアイルランドのブリーダーが送還に取り組むなど、保護活動のラストスパートが活発化している。


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