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2019年05月23日
No.10001193

KYORAKU沖縄オフ会 密着レポート
リアルでつながるパチンコファン
ぱちんこツアーが果たす役割とは

リアルでつながるパチンコファン
東京、名古屋、大阪、九州など各地区から参加者が集まった

KYORAKUが4月19日から21日まで3日間の日程で、「KYORAKU沖縄オフ会」を実施した。同社が2013年に初のぱちんこツアーを実施してから6年。なぜこのツアーが支持されるのか。沖縄オフ会に密着して参加者の声を聞いた。

【1日目】

4月19日の金曜日。夕方6時15分。那覇市内のホールの前に参加者が続々と集まってきた。東京・名古屋・大阪・九州などの各地区から翌日より参加する人も合わせて22人が沖縄オフ会に参加する。ナビゲーターはよしもと芸人のレインボー(実方さん、池田さん)とパチンコライターの岡田ちほさん、南里さん。


KYORAKUでは2013年に「はじめてのぱちんこバスツアー」を開催。よしもと芸人がパチンコと宴会で旅を盛り上げる企画はその後、温泉ツアーや日帰りツアーなど多彩になり全国各地で開催されてきた。その数147回。これまでツアーに参加した人を中心としたFacebookのグループ「KYORAKUパチンコ&パチスロ友の会」には約800人のメンバーがいる。沖縄オフ会に参加した22人もすべてSNSでつながっている人たちだった。

今回のオフ会は京楽産業.グループが協賛する第11回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」に合わせて企画されたもの。2泊3日の日程で、現地集合現地解散。唯一の決まりごとは夜の宴会が行なわれる店に決まった時間に集合することだ。午前中から沖縄に入りパチンコを打つ人もいれば、宴会場に直行する人もいた。

この日の宴会場は沖縄料理の居酒屋。ナビゲーターがパチンコネタで笑いを取る中、沖縄料理に舌鼓を打った。参加者はその場で翌日の行動について思い思いに相談。神祖さんと一緒に美ら海水族館に行く人、朝からホールに並ぶ人などの予定が決まっていった。

パチンコ・パチスロ関係のイベントにはよく行くという千葉県から参加した神祖はるみさんは、「今回は沖縄国際映画祭のレッドカーペットも観られるというので参加。パチンコは打たずに、明日は美ら海水族館に行きます」と観光メインで参加していた。

「仕事がら全国各地に行くので、ツアーで知り合った人たちにSNSで声をかけると集まってくれるのが最高」という太和田法男さん(大阪府)。沖縄オフ会に参加するにあたってもSNSで呼びかけ、みんなで泊まれるコンドミニアムを予約。賛同した4人が一緒に宿泊し、このオフ会での交流を思う存分楽しんでいた。




その後はスナックを貸し切って二次会。参加者が2組に分かれてパチソンで得点を競いあって大いに盛り上がった。

「KYORAKUさんが旗を振ってくれて、ぱちんこツアーで知り合った人たちと仲良くなれた。感謝しています」(小林繁樹さん・埼玉県)

【2日目】

翌日。朝9時の開店前にホールに並ぶ人もいれば、ゆっくりとホールに集まる人もいた。午後1時になるとホールの外で決起集会。この日の遊技の中間報告と、午後のアトラクションが案内された。



親子で参加した芦澤尚さん(兵庫県)は大のKYORAKUファン。名古屋の直営店『サンシャインKYORAKU栄』でのツアー(2016年)から参加しているというベテランだ。

「この2年ぐらいパチンコ業界は元気がないので気の毒に思う。ユーザーはメーカーに期待しているのでホールも新台を入れてほしい」

午後3時からは、パチンコに熱中する人はホールに居残り、お土産購入&おーきな祭散策ツアーへ。国際通りの市場本通りをぶらり歩きながらお土産を購入。その後、おーきな祭の「波の上うみそら公園会場」に移動して、吉本坂46のステージを鑑賞した。

2日目からの参加となった宮脇睦さん(静岡県)は「KYORAKUの機械は羽根モノのたぬ吉くんから打っていて好きですよ」というKYORAKUファン。「ぱちんこツアーは飲み会が目的。芸人さんが面白いですから」。今回は奥様と夫婦で参加。旅の遅れを取り戻すべく、ビーチサイドで生ビール片手に楽しんでいた。





夜7時には参加者全員が居酒屋に集合しての宴会。この日は事前に告知していなかったスペシャルゲストとして、ガンバレルーヤ(まひる、よしこ)とノンスタイル井上さんも駆けつけ、参加者とお酒を酌み交わしながら出演者からのプレゼントが当たる抽選会や記念撮影で盛り上がった。




この日もスナックを貸し切り二次会。沖縄三線奏者の伴奏で、BEGINの『オジー自慢のオリオンビール』の歌に合わせて「あっり、かんぱーい!」の大合唱で締めくくった。

夫婦で参加した中崎孝之さん(兵庫県)は元パチプロで、結婚・出産でやめたという経歴を持つ。「パチンコが好きだからいまは負けない程度にやっています。この業界が好きだし、旅に出るのも好きだから。KYORAKUさんはすごい。いろんな取り組みをやっている。業界はファンと共存していかなきゃダメなんですよ」と力を込める。

ぱちんこツアーに140回ほど参加していて、「KYORAKUパチンコ&パチスロ友の会」に参加している人から「レジェンド」と呼ばれる田中考一さん(茨城県)は、「いろんなところに行けるのがいい。行ったところで新しい仲間と出会える。SNSでやりとりするのも楽しい。パチンコで負けても宴会で仲間とまた会えるのが楽しい。このコミュニティにもっと参加者が増えるといいですね」と話していた。




【3日目】

最終日。午前中に沖縄を離れた人もいるなかで、最後まで残った人は正午から始まる映画祭のレッドカーペットに招待され、前夜の二次会から参加しているよしもと芸人のユウキロックさんによるアテンドのもと、豪華ゲストが次々と登場するレッドカーペットを間近に見て楽しんだ。




沖縄を離れた参加者たちからは「沖縄最高でした! 京楽さんありがとう!」という投稿がSNSに続々と届く。

サッカーのJリーグやバスケットボールのbリーグなど、地域密着で成功しているビジネスモデルでは、チームを愛してくれるサポーターの存在が欠かせない。パチンコ・パチスロ産業でもメーカーやホールがそれぞれサポーターを増やすことで、持続可能なビジネスになるのではないか。

京楽産業.社長室企画部の永谷俊介部長は「みんなで一緒にパチンコの旅打ちができたらいつもよりもっと楽しいだろうね、というノリで始まったのがぱちんこツアーです。メーカー目線で、いまこの新機種を打ってほしいという考えではなく、パチンコ・パチスロを上手に遊んでもらうことで大人の趣味として長く楽しんでもらいたい。その熱が伝播していくことで新規ファンの創出につながると信じています」とツアーの意義を話す。

前出の芦澤尚さんの息子の龍生さん(25)はこう話してくれた。
「父の誕生日に全国から何十人もおめでとうのメッセージが来る。本当に嬉しいです。こんなに楽しそうな趣味ってなんだろうと思っていました」

いまでは、親子で一緒に旅をして、パチンコをして、そこで出会った仲間とお酒を飲んでいる。


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