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2019年11月14日
No.10001448

World Count of Gaming Machines
世界のゲーミング機器 約6割が日本で稼働
パチンコ・パチスロ機の設置台数の多さ突出

世界のゲーミング機器 約6割が日本で稼働

オーストラリアに本拠を置く非営利業界団体Gaming Technologies Association (GTA)の最新の推計によると、2018年に合法的に設置され稼働している世界中のゲーミングマシンの総台数は740・2万台で、約6割が日本に設置されている。
GTAが毎年実施している調査「World Count of Gaming Machines」の対象機器は、ペイアウト機能のあるゲーミングマシンで、スロットマシン、ETG(電子テーブルゲーム)、ビデオロッテリー端末、ビデオゲーミングマシン、ペイアウト機能のあるアミューズメントマシン、パチンコ、パチスロ。
対象施設はこれらを設置するランドベースカジノ、クルーズ船、娯楽施設(ゲームセンター)、レストラン、カフェ、バー、ガソリンスタンド、コーナーストア(海外にはスーパーなどの一角にスロットマシンやビデオロッテリー端末が設置されている店がある)、パチンコホール。

人口あたり台数に換算すると、日本は29台で、アンチグアバーブーダ(156台)やセントキッツ‐ネヴィス(119台)などの小国より少ないものの、G8参加国(フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、ロシア)の中では最も多い。
このゲーミングマシンの多さが、日本がカジノ業界から「非常に有望な巨大マーケット」と目される一因なのだ。

ただし、パチンコ・パチスロ機とスロットマシンではプレイヤーが消費する金額がまったく異なる。パチンコ・パチスロ機1台から得られる収益は平均約82・5万円/年。マカオを例にすると、スロットマシン1台から得られる収益は約1261万円/年。同じゲーミング機器とはいえ、両者が位置するのはまったく異なるマーケットであることがわかる。


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