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2020年05月18日
No.10001733

新型コロナウイルス 若年層ほど自粛疲れ
男性若年層は関心度も低下

[図]自粛することに疲れている人の割合

クロス・マーケティンググループが継続的に実施している「新型コロナウイルス生活影響度調査」からは、外出自粛によって余暇の過ごし方がどう変化したかや、時間の経緯とともに関心度や不安度がどう変化しているか等がわかる。対象は全国の男女20代~60代で、各セルを均等に500サンプルずつ割り付けた合計2,500サンプル。

4月24日~26日に実施された第4回調査によると、直近の1週間で不安を抱いている人は71.4%で、10日前に実施した前回調査より微減。これは直近1週間の不安度を「非常に不安」から「全く不安はない」まで7段階で尋ね、「不安」の回答(TOP3BOX)を合計した値。

直近1週間の不安度を性別で比較すると、男性が63.5%であるのに対して女性は79.2%と大きく上回った。性・年代別に比較すると、男性・女性いずれも年代が高いほど不安度が大きい傾向が見られる。

前回調査(4月13日~14日)から不安度の減少が目立ったのは、男性30代と男性60代。TOP3BOXのスコアでは男性30代は11.6ポイント減少、男性60代のスコアは10.0ポイント減少した。

関心度も前回調査(4月13日~14日)から減少している。関心度の減少が特に大きいのは男性30代と男性20代。TOP3BOXのスコアでは男性30代では前回調査より10.8ポイント減少、男性20代では同9.2ポイント減少した。

TV、動画共有サービスの視聴が増えた若年層

余暇の過ごし方として16項目を提示して、それぞれ新型コロナウイルスが流行する前と比べた増減を尋ねたところ、「増えた」の回答が最も多かったのは「テレビを観る」で50.4%。次いで「動画共有サービスを観る(You Tube、Tik Tokなど)」で32.5%、「SNS(Twitter、Facebookなど)をする」で23.4%。なお、子供と同居している人ベースでは「同居している子供との会話、触れ合い」は38.0%、夫婦・パートナーと同居している人ベースでは「同居している夫婦・パートナーとの会話」は29.2%だった。

若年層の男性に着目すると、20代男性では「テレビを観る」「動画共有サービスを観る(You Tube、Tik Tokなど)」が50.4%で最も多い。次いで「SNS(Twitter、Facebookなど)をする」で40.0%。30代男性では「テレビを観る」が最も多く42.0%。次いで「動画共有サービスを観る(You Tube、Tik Tokなど)」で37.6%、「ゲームをする」で28.8%。

[図]余暇の過ごし方に関する増減変化:以前より増えたもの

4月13日~14日実施の調査(第3回調査)の時点で、すでに半数近い人が自粛疲れを感じている。「外出を自粛することについて疲れている」かどうかについて、「とてもあてはまる」から「全くあてはまらない」の7段階で尋ね、「あてはまる」の回答を合計した(TOP3BOX)値は全体で45.1%。自粛に疲れている人は男性よりも女性のほうが多く、年配層より若年層の方が多い。TOP3BOXのスコアを性・年代で比較すると、男性60代が38.8%であるのに対して、男性20代では45.2%、男性30代では44.8%。

つまり男性の若年層は、新型コロナウイルスへの不安度が相対的に低く、関心度が低下してきており、なおかつ自粛することに疲れている。自粛に疲れている人の割合はどの年代も男性より女性の方が高い。しかし女性は関心度も不安も高い。

これらのことから、男性の若年層は、外出自粛が解除されたときに最も早く外出し、かつての生活に近い消費行動をとると考えられる。

出所:株式会社クロス・マーケティング マーケティング部 新型コロナウイルス生活影響度調査(第3回・第4回)


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