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2021年04月21日
No.10002252

光新星
椅子に無償で光触媒コーティング
清潔・安心アイテムが集客の起点に

光触媒コーティングは納品前に実施。出張サービスではないため事前相談が必要だ

光新星のグループ会社で、遊技球や部備品を製造する光ナノテック(大阪府大東市)は3月、光触媒コーティングを施した遊技椅子を商材ラインナップに加えた。遊技椅子は遊技機やその周辺設備と同様に多くの人が触わるアイテム。接触感染リスクを下げる効果が期待されている。

「ご遊技されるお客様に、部備品メーカーとしてどのようなカタチで安心を提供できるのか。それを考えたとき、これまで見落とされがちだった遊技椅子への光触媒コーティングを思いつきました」

こう話すのは、光ナノテックの當山敏生社長だ。高品質な遊技用鋼球で知られる同社は遊技椅子も製造。その付加価値を高めるために、自社工場内で光触媒コーティングを施すサービスを開始した。コーティングにかかる追加料金はゼロ円。納期も通常どおりだという。

「オプション料金をいただくことはホール様の負担につながり、お客様の安全・安心が遠のきます。パチンコホールが掛け値なしに安全・安心な空間になってほしい。そのために無償サービスに踏み切りました」

遊技台周りや店内各所への光触媒コーティングは大手ホールを中心に広がっているが、遊技椅子への施工はあまり例を見ない。座面が水平回転しないように背もたれを押さえることが、あまりにも無意識な行動だからだろう。夏場が近づけば、肘置きにはむき出しの腕が直に置かれる。感染防止を徹底させるのであれば、忘れてはならない視点だ。

施工済みを知らせるシール



清潔感は遊技椅子で演出

2020年4月の改正健康増進法で、ホールは原則屋内禁煙になった。これを機に増えているのが、白色を基調としたフレームをもつ遊技椅子だ。ヤニで汚れる心配がなくなった上、店内の印象を明るく清潔なものにしてくれると注目を集めている。

「白い椅子はヤニ以外の汚れも心配ですが、その悩みは防汚効果のある光触媒コーティングが解消してくれます。衣服との摩擦で静電気が生じても、持続効果の高いコーティングが細かいほこりやごみの吸着を抑えてくれるので、汚れに強くなるのです」

一般的な遊技椅子の消費サイクルは5年から7年。設備投資を抑えたい現状ではあるが、當山社長は今こそが替えどきだと力を込める。
「設置遊技機と同じ脚数がある遊技椅子は、その物量から視界によく入ります。清潔感がある白色で揃えなくても、お客様は光触媒コーティング済みの証であるシールに安心感を覚えてくれるでしょう。当社の光触媒コーティングチェアが、コロナ禍で来店されなくなったお客様を再び呼び戻すきっかけになってくれると信じています」

當山社長(右)と製造業務部兼開発部の小田垣幹夫氏


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