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2021年08月12日
No.10002414

都遊協助成 ギャンブル等依存症研究論文 英国科学誌に掲載

東京都遊技業協同組合は8月12日に開催した定例理事会で、都遊協が助成した「ギャンブル等依存の要因およびギャンブル射幸性に関する全国調査」(都留文科大学・早野慎吾教授の研究グループ)を分析した研究論文「日本におけるギャンブル等依存症に関する種類差・地域差に関する研究」が、英国科学誌のサイエンティフィックレポーツ(ネイチャー・リサーチ社)に掲載されたことを報告した。

早野教授の研究グループは、全国の4万2880人を対象にオンライン調査を実施し、過去1年間にギャンブル等行為を行った1万4780人(有効回答)を対象にSOGS(アメリカのサウスオークス財団が開発したギャンブル依存症のスクリーニングテスト)の日本語版を用いたアンケートを行った。
すでに昨年、中間報告を行っているが、掲載された論文では参加したギャンブル等種目や種目数、居住都道府県によってSOGSスコアの平均値に大きな差があることなどを示した。

例えば、ボートレース、競輪、オート参加者と比較してパチンコ・パチスロ参加者のSOGS平均スコアは低い。
競馬、ボートレース、競輪、宝くじ、カジノ、証券トレード参加者は、それのみに参加したよりも、他の種目にも参加した人のSOGS平均スコアが1ポイント高かった。オートレース参加者は、他に参加したギャンブル等の種目数に関係なくSOGS平均スコアが高かった。
人口が100万人未満の都道府県の全体的な平均SOGSスコアが2.09であるのに対して、東京の平均SOGSスコアは1.52で、統計的に有意な差があった。また、人口100万人未満の都道府県と宮城県、愛知県、大阪県、福岡県(大都市の県)との比較も統計的に有意で大都市の県の平均SOGSスコアが低かった。

これらのことから早野教授は「SOGSスコアと既存の趣味・娯楽行動に関するデータを地域別に統合すると、SOGSスコアが低いほど、趣味・娯楽行動の人気が高いことが示唆された」としている。


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