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年末年始営業は前年に続き稼働・売上・粗利アップ|メイドインサービス
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が1月17日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で32回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任。セミナー冒頭で12月のパチスロ市場を振り返った。12月に導入された新機種はスマスロ7機種、メダル機3機種で、販売台数はスマスロ8万4500台、メダル機1万台。12月末時点のスマスロ機の設置比率は、前月から1.3ポイントアップの50.1%だった。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に12月導入のスマスロ4機種がランクイン。『Lダンベル何キロ持てる?』が13位、『L聖戦士ダンバイン』が18位、『L犬夜叉2』が22位、『Lルパン三世 大航海者の秘宝』が25位だった。11月導入の『Lモンスターハンターライズ』は、先月の15位から8位へとランクアップした。
トピックは「年末年始動向」。平均稼働は前年比109.9%、平均売上は同114.4%、平均粗利は同100.8%と、前年に引き続きすべてで上回った。池上氏は「今年も前年比100%超えで、右肩上がり継続中。平常日と変わらず、メイン機を中心に全体の稼働が上昇した。それをみると、スマスロ、メダル機問わず、バラエティに少台数で稼働・粗利形成している機種はまだ多い。それらを見極めて、ラインナップからは外したくないところ」と話す。
直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、「例年通りであれば、1月はそれほど落ちることなく稼働すると考えている」とし、今後登場する新台については「高コイン単価機種が複数出てくるため、ユーザーがついてこられるか不安はあるが、『Lシン・エヴァンゲリオン』、『L東京喰種』、『Lスーパーブラックジャック』には期待」としている。
文=アミューズメントジャパン編集部