No.10000784
PCSA
「パチンコホール 法律ハンドブック」を解説
パチンコ・チェーンストア協会は8月23日、都内で第65回PCSA公開勉強会を開催。同法律問題研究部会の荒田政雄氏(夢コーポレーション)、生島靖也氏(ダイナム)、佐久間仁氏(ニラク)、三堀清弁護士が、12年ぶりに発刊された「パチンコホール 法律ハンドブック2018」(著=PCSA法律問題研究部会・ダイナム、監修=三堀清)の概要を説明した。
この法律ハンドブックは、基礎・応用・資料編で構成されており、事例が豊富な点が特徴。164件の事例は、収集した全国各地の情報の中から留意すべき事例としてピックアップされたもの。また資料が充実している点も特徴で、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則と警察庁の通達文・通知文を追するなど、資料は前版の2倍になった。
監修を務めた三堀弁護士は、「概説書とハウツー本と資料種という3つの側面を併せもっている」と説明。さらに、特徴として、「店舗の現場のスタッフから法務部の人まで、どのようなレベルの人でも活用できるように配慮し、全体のレベルの底上げを図ることができる」という点を挙げた。
法律ハンドブックの内容の説明会では3人の部員が分担し、①構造設備(構造変更)、②遊技台(部品交換、流通制度、検定・認定制度)、③広告・販促、④補償(閉店補償、遊技機故障、盗難)、⑤遊技契約(出入り禁止)に関する事例をピックアップし解説した。
最後に三堀弁護士が、法律ハンドブックを監修して改めて感じたこととして、「風適法は、性風俗産業など多様な業態を盛り込みすぎで、少ない条文でたくさんの業態を規制しようとしているために非常にわかりにくい」「大局的には、パチンコに関しては専門の法律を作らなければ対応できないだろう」と述べた。