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2019年03月27日
No.10001096

いま注目の製品/ヒーローライフカンパニー『コンテナ式ホテル』
駐車場の有効活用でホテル事業参入を
オペレーションを完全指導。初めてでも安心なホテル経営

駐車場の有効活用でホテル事業参入を
「C-style inn SOMA34」(相馬市)の外観。あたたか味のあるファザードが印象的

訪日外国人の急増でここ数年、ホテルの建築ブームが続いている。観光地に近いなど、集客が見込めるエリアでホテル経営に乗り出すホール法人もみられるようになった。こうしたなか注目を集めているのが、短工期で建築でき、エリアでのニーズが低下した場合でも、他に移築できるコンテナ式ホテルだ。


ヒーローライフカンパニーのコンテナ式ホテルの内外装は、一般建築によるホテルと比較してもまったく遜色のない質感の高さを実現している。すでに福島県相馬市に2軒、茨城県神栖市に1軒が営業しているが、いずれも宿泊時の快適性が利用者に高く評価されている。

1室の広さは約13㎡で、ベッド、ライティングディスク、バス・トイレ付き。各室が独立構造で、上下左右の部屋と接していないので、遮音性が非常に優れている。

このコンテナホテルは、周辺で競合するビジネスホテルよりも宿泊料を安くできる。例えば、相場が6500円〜8500円ならば5000円前後に設定可能。エリア内での集客面でかなり優位に立る。

相馬市の「C-stella inn SOMA72」の客室。全室に洗濯機が設置されていて、長期滞在者には特に喜ばれている。
遮音性の高いコンテナホテルならではの設備だ



高品位なホテルを短工期で

コンテナ式ホテルは、建設計画の検討から、建築申請などを含め約6カ月で完成する。工場での製作開始から現地工事までならば、わずか2カ月という短工期だ。その理由は、コンテナ部を自社工場で、エアコンなども設置したほぼ完成形で生産しているためだ。マンションの水回りユニットの特許など、長年培った建築ノウハウを数多くもつ同社ならではホテルと言える。

開業にあたっては、ホテルのオペレーションを完全指導。ホテル事業が初めての法人でも安心して参入できる。宿泊客は基本的に、「楽天トラベル」や「じゃらん」で予約・決済を行う。ホテルのフロント係は宿泊客に対して、専用端末でチェックイン処理とカードキー発行を行う。操作は簡単で、現金の受け渡しもないので、フロントには到着客が多い時間帯だけ人員を常駐させれば良い。フロント業務代行、リネン交換・清掃代行、旅館行申請業務代行などの基本運営もサポートする(有料)。

 
ホール企業に最適な事業

ヒーローライフカンパニーは最近、あるホール法人に既存店舗併用型のコンテナ式ホテルを提案した。インバウンド需要も見込めるエリアで、店舗の広大な駐車場を有効活用するプランだ。遊技機を毎月入れ替えれば年間数千万円から億単位の経費がかかるが、ホテルは頻繁に設備を更新する必要がないという話に、このホール法人の責任者は大きな関心を示したという。

コンテナ式ホテルは、将来ニーズが低下した場合でも、移築ができ、リスクヘッジの面でも安心できる。表面利回りは25%以上を実現。広い駐車場をもつ郊外型店舗などには、まさにうってつけの他業種経営と言えそうだ。

写真左上から時計回りに福島県相馬市(2軒)、茨城県神栖市、沖縄県宮古島市のコンテナホテル






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