2019年04月03日
No.10001115
No.10001115
パラダイスシティ(韓国・仁川)
ファミリー向け新施設「ワンダーボックス」開業
グローバル客誘致強化を期待
韓国の仁川国際空港の目の前に立地する、カジノを含む統合型リゾート(IR)「パラダイスシティ」内に3月31日、ファミリー向け新施設「ワンダーボックス」が開業した。第1期事業が完成し、施設コンセプトである「アートテインメント・リゾート」の姿ができあがったことで、さらなる集客力強化を期待している。
ワンダーボックスは「夜の遊園地」をコンセプトにしたミレニアル世代ファミリーを主なターゲットにした屋内型エンタテインメント施設。アメリカのお祭り屋台などでよく見られる「カーニバルゲーム」と呼ばれるタイプのアトラクションを中心に設置。伝統的なカーニバルパフォーマンスショーとメディアアート技術を駆使した環境演出により、キッズ向け施設ながら大人も飽きさせない幻想的な空間を作りあげた。
スポーツアトラクション「スカイレール」、360度回転型の絶叫系マシン「メガミックス」などスリル溢れるアトラクションを韓国に初導入。F&Bでは、アジア最高のペストリーシェフに選ばれた実績のあるジャニス・ウォンの「ジャニス・ウォン」が韓国初出店。絵具のような華やかな色感のスイーツは、「夜の遊園地」にマッチする。施設は地上2層で総床面積は約3933平米(約1200坪)。
ワンダーボックスの開業に先立つ3月27日に行われたプレスカンファレンスには、日本メディア9社を含む100社以上のメディアが出席した。
パラダイスセガサミーのアン・チャンワンCOO副社長はプレスカンファレンスで、「アジア・太平洋地域は観光産業において年9・7%という高い成長率を見せており、誘致観光客数が世界2位の重要な市場」と説明した上で、「アジア地域において、ワンダーボックスを世界から観光客を集客できるスペースマーケティングの戦略地としての地位を築くことが目標」と語った。