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2019年05月14日
No.10001173

GW営業 稼働は前年より増加
粗利も前年並み確保

最大10日間という例年にない大型連休となった今年のゴールデンウィーク(GW)。長期連休に備えて、レジャー支出予算を多めに確保していた人が多かったようだ。そんな中、パチンコホールの業績はどうだったのだろうか。DK-SISデータから探った。


DK-SISデータでGW期間(4月27日~5月6日)の全店業績を見ると、稼働時間は微増、粗利は横這いだった。本紙では毎年、GWやお盆、年末・年始などの長期休暇期間中のホール業績をレポートしてきたが、ここ数年は稼働や粗利が前年比で減少が続いていた。今年はその減少に歯止めがかかった。

長期休暇中は旅行などに出かける人が増え、安近短の代表的なレジャーであるパチンコホールの業績は振るわないケースがあるが、今回はそれなりに健闘したようだ。

遊技料金別の業績は、4円パチンコと20円パチスロはアウトが上昇、粗利は横這いだった。特に20円パチスロは時間粗利が前年より低く、アウトの上昇幅も大きかった。一方、1円パチンコと5円パチスロなど低貸しのアウトは横這いで、粗利は下落した。

GW期間の業績を日別でみると、前半5日間と後半5日間で様相が異なる。前半5日間は時間粗利を抑えアウトが高かった。逆に後半5日間はアウトが低めだが粗利は確保した。前半は稼働重視で営業し、後半を粗利重視にしたホールが多かったとみられる。

稼働のピークデーも例年とは異なった。これまでのGWは初日と5月5日がピークとなる傾向があったが、今年のピークは5月1日だった。ダイコク電機DK-SIS室の片瀬宏之室長はこう分析する。

「令和最初の運試しにとホールに足を運んだ人たちの効果もあるのではないか。また改元の影響に関しては北関東、南関東、東京地区のみ5月4日のアウト下落が大きかった。3地区限定で大幅下落した背景には、皇居への一般参賀が多少なりとも影響したのではないだろうか」

日別の業績を細かくみると、5月5日は20円パチスロの時間粗利が670円と低く、アウトも1万2500枚と最も高かった。だが4円パチンコは時間粗利が1280円と高く、その影響かアウトは伸びなかった。

5月5日は20円パチスロのジャグラーシリーズとジャグラーを除く設置台数上位10機種の時間粗利が550円で、それらの台数シェアは54.8%。一方4円パチンコでは、海物語シリーズと海物語を除く設置台数上位10機種の時間粗利が1030円だった。つまり、パチンコは台数シェアが多い機種ですら20円パチスロと比べると時間粗利が非常に高い。この結果を受け、片瀬室長は次のように提言する。

「パチンコにおける業績回復の鍵は適正な活用。GWが明け、これからも業界で生き残るための戦いは続く。パチンコ・パチスロともに新規則機を揃えるためには、ともに約0.9回転の入替が必要だが、せっかく購入した新規則機を活かすには、機種選定と活用をよりシビアに考えていく必要がある。回収優先の活用は、逆に遊技機回転を高める危険性もあるので、購入と活用のバランスについては再度検討すべきではないだろうか」


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