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2019年11月01日
No.10001431

IRゲーミングEXPO 2019開催
参入目指すIR事業者の中にも温度差

MGMリゾーツはオリックスと提携して大阪IRの入札を目指している。先日発表された「ベラージオ」不動産売却で得た資金の一部は日本参入の準備に使われると見られている

国内最大規模の総合観光イベント「ツーリズムEXPOジャパン」は、今年は会場を初めて大阪に移し「ツーリズムEXPOジャパン2019 大阪・関西」として10月24日から開催された。同時に「IRゲーミングEXPO」が合同開催された。〔文=長谷川耕平・週刊ホテレス編集長〕

10月24日から27日の4日間、大阪市のインテックス大阪1号館(主催:IRゲーミングEXPO実行委員会)で、「IRゲーミング EXPO 2019」が開催された。ゲンティン、ラスベガス・サンズ、ギャラクシー、メルコ、MGMといった、この手のイベントでおなじみのIR事業者に加えて、アウトバウンドを取り込みたいカンボジアのカジノホテル「ラ・ヴォーグ・ブティックホテル&カジノ」や和歌山IRの参画を目指すVIP事業者サンシティーグループホールディングスジャパンが出展した。出展こそないが、会場ではハードロックジャパンの担当者の姿も見られ、日本でIR開発を目指す事業者の多くが、このイベントに関心を寄せていることが見て取れた。

今回、IR事業者の中でも出展に力を入れていたと思われるのは、ラスベガス・サンズ。同社は横浜市のIR誘致宣言後、大阪IR開発から撤退し横浜IR開発にフォーカスすると表明しているが、マネージング・ディレクターであるジョージ・タナシェヴィッチ氏が自社ブースで講演し、サンズの日本開発メンバーが集結するなど、意外にも他のIR事業者以上に積極的にイベント参加者と交流を図っていた。

大阪・夢洲のIR開発からは撤退を表明したラスベガス・サンズだが、この大阪でのイベントには参加し、日本市場参入に向けて積極的なアピールを行った


その一方で、ゲンティン、MGM(オリックスと共同参加)、メルコは来場者との交流に関しては、やや消極的な印象を受けた。ゲンティンは以前からこの手のイベントには出展するものの専任スタッフを置いていない。そのため、いつも通りの印象だが、MGMやメルコはこれまでの日本活動のなかで、ある程度のパートナーが決まり企業認知度も高まったことで、いまさら積極的に交流する必要がなかったと考えられる。

2020年1月には、別主催者による横浜IR産業展が開催される。MGMを除く大手IR事業者は、現時点で横浜IRを本命視している。そのため、各ブースは首脳陣や積極的なPRが行なわれるのではないだろうか。


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