2024年09月19日
No.10004525
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白熱の最終日 学生“日本一”の称号は誰の手に|「PS:JAPAN 2024」決勝大会レポート最終日
「PS:JAPAN 2024」決勝大会レポート2日目の様子はこちらから。
大会もついに最終日を迎えた。実技テストの会場は再び『サンシャインNEXT宜野湾』。第五テストは全員が参加する「パチンコ」、「沖スロAT機」、「沖スロノーマル機」の出玉勝負で、それぞれの出玉のトップのチームには追加で1000ポイントが加算される。パチンコは1玉0.1ポイント、パチスロは1枚1ポイント換算で、制限時間は3時間。
「パチンコ」、「沖スロATタイプ」、「沖スロノーマルタイプ」に各一人以上が参加し、それぞれチーム内で出玉数が多い選手のポイントが反映される。
「パチンコ」はミドルタイプから甘デジタイプまで好きな機種が選択可能。「沖スロATタイプ」は『沖ドキ!GOLD-30』または『チバリヨ-30』、「沖スロノーマルタイプ」は『キングハナハナ-30』のみで出玉バトルがスタートした。
「パチンコ」の台選びは出玉スピードの速い機種や、ラッキートリガー搭載の一撃が期待できる機種を選ぶ選手が多く、「沖スロ」では3日間の過去データがデータランプの下に貼り出されており、それを参考にして選んでいた。
学生は普段通りに音楽を聴きながらリラックスして遊技したり、カチカチくんを使用して設定判別をしながら遊技するなど、各々が楽しみながらテストに参加した。
実戦では『スマートぱちんこ ソードアート・オンライン』で一撃2万5000個を獲得する学生がいる裏で、ラッキートリガーに一度も突入せず終わった学生の姿も。『沖ドキ!GOLD-30』では4000枚以上獲得する選手、『キングハナハナ-30』でも3時間という時間の中で3000枚以上獲得する学生がいた。
2日目に続き、学生を鼓舞するインフルエンサーの応援にも熱が入る中、あっという間に3時間の実戦時間が経過。すべての実技テストが終了し、残すは集計結果の発表が行われる閉会式を待つのみとなった。
優勝は地元・沖縄代表
全体11位からの大逆転
夕方から始まった閉会式の序盤は、レクリエーション「PS:チップ争奪戦」と「PS:JAPAN 2024 知識王決定戦」の表彰式が行われた。「PS:チップ争奪戦」は1位から3位までのチーム、「PS:JAPAN 2024 知識王決定戦」からは優勝チームと準優勝チームが表彰された。
また閉会式には多くの来賓が臨席。来賓を代表して挨拶に立った全日遊連の阿部恭久理事長は「業界ではみなさんのような若者のファンを作っていくことが、非常に大きなポイントになっている。全国の若者にパチンコを楽しんでもらえる、この『PS:JAPAN』を来年、再来年と継続していただきたい。我々も多くの方々にもっと楽しんでいただけるような業界を目指していく」と述べた。
閉会式も終盤に差し掛かったところで、「PS:JAPAN 2024」の表彰式が行われ、奨学金が贈られる第3位からはステージ上で表彰された。第3位は1万1625ポイントを獲得した関東&甲信ブロック代表の3人組「世紀末チュー王」、第2位は1万1690ポイントの近畿ブロック代表の4人組「チームKG’z」。「世紀末チュー王」には奨学金33万円、「チームKG'z」には同77万円が贈られた。
そして、第1位がレジスタンスから発表された。学生日本一の称号を獲得したのは、1万2833ポイント獲得の地元・沖縄ブロック代表の6人組「セグが気になる常勝軍団」だった。中間報告では11位だったが、最終日で一気にその差を捲った。
同チームには奨学金1人111万円の計666万円が贈られた。最後に感想を聞かれたリーダーの知念誠太さんは「最高の仲間と日本一になることができてとても嬉しいです。常勝軍団として3連覇のスタートラインに立つことができました」と感想とともに来年、再来年の大会3連覇を狙う意気込みを語った。
閉会式後、優勝した「セグが気になる常勝軍団」のリーダー・知念さんに話を聞いた。
同チームは全員同じ大学に通う大学3年生。リーダーの知念さんが声を掛けてチームが結成された。
「学遊連のSNSを見て『PS:JAPAN』の存在を知りました。昨年も出たくて声を掛けたんですけど、メンバーそれぞれの理由で断念しました。初出場で優勝できて夢見たいですね」
2日目終了時点では11位だったが、最終日に『新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』で1万3000個、『沖ドキ!GOLD-30』で4600枚を獲得し、トップに躍り出た。
奨学金の使い道については「学費に充てるのはもちろんですが、お世話になっている両親や友達に恩返ししたいですね。でも少しはパチンコ・パチスロも打ちたいと思っています(笑)」と語る。
最後に優勝の要因について聞くと「チームを鼓舞し続けたリーダーのおかげですね」と知念さんは答えるが、メンバーは首を傾げながら「そこは何とも言えない」と苦笑していた。インタビュー中も笑いの絶えない仲の良さが印象的なチーム。地元のパワーと大学生活もともにするメンバーの絆が日本一に導いてくれたのかもしれない。
文=アミューズメントジャパン編集部