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2025年08月25日
No.10004955

NEXUSグループは新世代へ|創業30周年記念式典 特別レポート

NEXUSグループは新世代へ|創業30周年記念式典 特別レポート
全社員に向けてビジョンを発表する星野万里社長

D’stationのブランドで全国にホール68店舗を展開するNEXUS(ネクサス:群馬県高崎市)が7月7日、創業30周年を迎えた。7月23日に千葉県浦安市のグランドニッコー東京ベイにて「NEXUSグループ D’station 創業30周年記念式典」を開催。盛りだくさんのサプライズ発表で新体制での経営方針を共有した。

この日会場を埋めたのは全国から集まったグループ全社員の約1100人。NEXUSでは記念式典を前にした7月1日に、星野万里氏が代表取締役社長に就任するなど経営陣の刷新を発表。この日はほとんどの社員にとって新社長と初めて対面する機会になった。

記念式典第一部の冒頭では、創業者の星野敏代表が登壇。全社員を前にして「本日ここに、グループ全社員が一堂に会し、30周年を迎えられたことを本当に嬉しく、心から感謝を申し上げます」と謝意を示した。その上で、「今後、グループがどのような形で存続し、成長していくか、新社長である星野万里と、ここにいらっしゃる皆様の双肩にかかっています。星野万里は、NEXUSホールディングスの4代目の代表取締役となります。どうか皆様のお力で、星野万里を歴代の代表者を超える経営者に育てていってください」と呼びかけた。

続いて星野万里社長をはじめとした新役員が壇上に上がり紹介された。その後、勤続10年、20年、30年を迎えた社員に功労賞が贈られた。さらにこの日のサプライズ表彰として、創業メンバーである星野敏代表、齊藤人志氏、星野正史氏に星野万里社長から特別功労賞が手渡された。

続いて行われたのが、星野万里新社長のスピーチ。星野社長は壇上に上がり自身の自己紹介と会社の成り立ちを話した。

「当社は1955年に、運送業を始めたのがはじまり。私が生まれたときはまだ運送会社でした。幼少期の頃、父のトラックの助手席に乗せてもらったり、ショベルカーに載せてもらったりして楽しかった思い出がいまでも鮮明によみがえってきます。現在の遊技業事業を始めた第1号店が群馬県沼田市で、私は4歳でした。事務所の2階を改装して、住居として家族で住んでいたのですが、懐かしい思い出があります」

星野社長は父、敏氏との数々の思い出なども話した上でこう述べた。

「そうした背景があり、私は父の背中と会社の成長をずっとそばで見てきました。今の事業が生まれる前からずっと一緒に育ってきたという感覚があります。いまこの場に立っていることは新しい人生の始まりなのですが、すごく懐かしく、ここに帰って来たという気持ちで興奮しています」

新たな経営陣が紹介された

新しいことに果敢にチャレンジ

続いて星野社長は会社のこれからのビジョンを伝えた。

「私たちは次のステージに行く必要があり、絶対に行けるという確信もあります。今までの歴史や思いを紡いでいく未来を見たい。そんな気持ちでいます。まずは私たちの原点である感動発信基地への回帰。これを1つのビジョンにしています」

星野社長は、D’ステーションは遊技業界では非常に珍しい異端的な存在で、店舗デザインやコンセプトが斬新だったこと。その中で新しいことに果敢にチャレンジしてきた姿勢に言及。

「新しい事業モデルでは、これまで手つかずだった領域に果敢に挑戦し、差別化を図っていきたいと考えています。一度立ち止まり、原点を見つめ直すことで、次の一歩をより確かなものにしていくつもりです」と決意を示した。

今後のグループ経営についてはこんな思いを伝えた。

「新たな発想を持った、多様な人材が集まる会社にし、より強く成長していきたい。やりがいがある組織で、未来に向かってどんどん前へ歩んでいきたい。そのために会社内の環境をしっかり整理しようと思います。それはオープンでフラットな組織であること。意見や考え方を言える風土を目指していきたい」

そして発表したのが「役職呼び」の廃止。

「役職名が壁を作っている弊害が多少なりともあるというのが私の考えで、今後は店長やマネージャー、役員など関係なく、〇〇さんといった形で、基本的に『さん付け』で皆さんお互いのことを呼んでいただければなと思っています」

誇りを持って働ける会社に

最後に触れたのが今後の事業展開だった。

「今後NEXUSが目指す先は、群馬から全国へ、日本から世界へ、をテーマにしていきたい。冒頭お話した通り、我々は片田舎で創業して全国展開をしています。ただ、ここで満足するわけにはいきません。まだまだ会社は成長できるポテンシャルを秘めていると確信していますし、経営体制の刷新は新しい成長ストーリーの始まりなのです。私自身、会社を発展させるために挑戦を続けています」

そう述べた星野社長は、現在、海外で行っている事業内容を具体的に説明した。

「例えば、ロンドンの歴史的建造物に投資をして不動産開発を行っています。また、スコットランドでは非常に収益性の高いホテルへのプライベートエクイティ投資を行っています。このような形で事業ポートフォリオの多様化を進めています。私自身がビジネスパーソンとして海外を中心とする事業をより展開していきたいと考えています。こうしたことはもちろん簡単ではありません。しかし、私も自ら自分の限界を超えるために挑戦したいと思っていますし、皆さんも志をしっかり持ち、日々の業務に邁進していってほしい。社員がしっかり誇りを持って働ける会社を作っていきたいと考えています」

絆で育まれた強みを紡ぐ

最後に星野社長はNEXUSの社名に言及してこう呼びかけた。

「NEXUSには繋がりという意味があります。そこから意訳して絆という意味が生まれましたが、これまでの絆や思いの強さをしっかり紡いで、未来への発展につなげたい。日本から世界へしっかり夢を紡いで、信頼を紡ぐ、思いを紡ぐ。みなさん一人ひとりが未来を紡ぐ担い手ですので、一丸となって会社を盛り上げていきたいと思っています。

全社員約1100人が参加した

「本日をもって身だしなみ規定は撤廃!」
店舗スタッフが新制服をランウエイで披露

星野社長の挨拶の後には、サプライズな発表が待っていた。会場が暗転してスクリーンには女子社員2人の昼休み中の会話が。

その後、会場が明るくなり、新制服の発表が始まった。

新しい制服は、斬新な社名ロゴがまとわれたパーカーとTシャツで、それぞれ色違いを用意した。新制服のモデルとしてステージに設けられた赤いランウエイを歩いたのは店舗のスタッフ。新制服の情報はこの日まで関係者以外極秘で進行していたという。新制服のバリエーションは色違いを含めて全23種類。最後にブラックのパーカーをまとって会場入り口から登場したのは星野社長だった。

ステージに上がった星野社長はマイクを持ち、「みなさん、新しいユニフォームはいかがでしょうか。コンセプトとして、どこのホールも同じような制服の業界のなかで、固定概念を壊そうというところから始めました」と説明。そしてこう続けた。

「もう見てお分かりになる通り、本日をもって身だしなみ規定は撤廃します!」

その瞬間、会場には大きなどよめきが起こり、歓声と拍手が鳴り響いた。

新制服発表の後は、人事戦略部から新評価制度が発表された。

新しい評価制度は、これからさらに会社が成長していくためには、社員一人ひとりの力をより自然に引き出せる組織へと進化していく必要があるとの考えから制度の土台そのものを見直すことになったもの。

「これからのNEXUSが目指すのは、自分の役割を前向きに捉えて動ける社員が増え、チームとしての力がより高まっていく組織。そのために、日々の仕事の中で成長できる仕組みを整えること、そしてプライベートも大切にできる働き方を会社として後押しすること。この2つのバランスを大事にしていきたいと考えています」との方針を示し、等級制度、評価制度、給与制度の新しい考え方を示した。

第一部の式典では最後に松浦副社長が今後の新しい取り組みにも言及。新経営陣によるサプライズ発表が目白押しの式典となった。

第二部の懇親会では各種表彰式が行われ、優秀店長賞や年間優秀店舗賞などが発表されて大いに盛り上がった。

新制服のひとつ、ブラックのパーカーで登場した星野社長

新制服に託した想い 星野万里社長

──スタッフの制服を変更した意図は?
星野 経営層と従業員がフラットな関係でいられる組織作りのために、着るものを変えてみようと思ったのです。着るものが変わると気持ちも変わりますよね。パチンコホールの接客サービスはこの30年で大きく変わりました。では、サービス業に求められるサービスの本質は何かと考えたときに、それはお客様に寄り添った接客だと思っています。決して服装で表すものでもないのかなと。アパレルで言えばユニクロさん、他にメガネのオンデーズさんなど。制服を着ていなくても接客は素晴らしいですよね。であれば、基本的には格好にこだわる必要はない。それより社員が自由にしたほうがいい。そこで今後は、制服はトップスだけを統一し、新たに用意したデザインから選んでもらって、ボトムスや身だしなみは自由にすることにしました。

──新ユニフォームはどこにこだわりましたか?
星野 Tシャツとパーカーを用意し、色のバリエーションも豊富に、デザインもD’ステーションのロゴをデフォルメして、今のD’ステーションのロゴとは違うスタイリッシュなデザインにしました。社員が自分の個性を発揮し、より自由な雰囲気で自分を表現して、楽しく仕事ができるようになればいい。そんな会社にしたいという思いがあります。当社は遊びを提供している会社ですので、遊び心があって当然。今後は従業員全員がみんな楽しんで自分を表現してほしい。将来的には、トップスのデザインも社内コンペで決めてもいいかなとも思っています。その先には社員が自分で着たいユニフォームを選んだり、自分でユニフォームを作ったりする時代になるべきではないかなと思っています。


創業30周年記念式典を終えて

藤原龍矢さん(鴻巣店)マネージャー


▶式典の感想を。
本日10年功労賞をいただきました。節目の年ですごく光栄なことでした。会場の大きさや演出のすごさに始めから圧倒されました。この後の懇親会もしっかりと楽しみたいと思います。
▶今日はいろいろな発表がありました。何が一番のサプライズでしたか?
新ユニフォームにはびっくりしました。身だしなみ規定の撤廃に関しては、多分全社員が感動したのではないかと感じています。
▶新社長の今後の方針はどうでしたか?
すごく革新的だと思いました。古き良きものを大切にしながらも、若い経営者らしく業界に風穴を開けてくれそうな気がしました。多分私と同じ歳くらいの年齢だと思いますが、とても爽やかで、同じ歳とは思えない感じでした。
▶会社の今後に期待が持てましたか?
もちろんです。本日のビジョンに共感し、私自身より成長できるように頑張ります。

荻野翔平さん(上田店)副店長


▶今日の感想を。
固定概念にとらわれない新社長で、若手の社員にも本当にチャンスがある会社になるというビジョンが伝わってきました。個人的にはワクワクする内容でした。
▶新しい発表の中でどれが一番刺さりましたか?
ユニフォームは斬新ですごくいいなと思いました。個々の人柄や自分らしさを尊重できるような斬新なユニフォームですね。いままでの固い業界のイメージを払拭するという点もすごく新鮮だと思います。
▶身だしなみ規定撤廃はどうですか?
いきなりの発表だったのですが、「いつから」ではなく「今日から」という一言がすごいなと思いました。
▶新評価制度などについては?
いままでは年功序列のイメージがやはりありましたが、本当に頑張る人に向けた内容だと思うので、頑張りを評価していただけるというところはすごくありがたいと思います。本当にこの先がワクワクしてきました。固定概念に捕らわれない発想ですごく会社を大きくできるんじゃないかなと思います。今後がすごく楽しみです。

小林美和さん(上里店)副店長


▶今日参加してどうでしたか?
もう180度会社が変わったなというのが率直な感想です。万里社長とお会いしたことがなかったので、どんな方なのかなと思っていて、今日の挨拶も楽しみにしていていました。身だしなみのことが一番びっくりしました。海外事業も、知ってはいましたが、具体的な内容までは見えていませんでしたので、そういうビジョンも教えて頂き、しっかり会社のビジョンを考えているのだなということが伝わってきました。
▶新制服はどうでしたか?
アルバイトスタッフさんからも、「他社では自由もあるのに」といった声が上がっていて、答えに困ることもありました。いまは規定の範囲で髪も爪も染めていますけど。私自身も髪を染めたい気持ちがあります。身だしなみ規定がなくなれば、求人への応募も増えるだろうと期待してます。アルバイトの方にも、新たに変わった変化をすぐに伝えてあげたいです。
▶新評価制度についてはどうですか?
私は、よりキャリアアップしたいという立場ですが、女性として結婚もしたいし、出産もしたいと考えたときに、自分の頑張りでプライベートも仕事も頑張れば評価される仕組みはとても魅力的だなと思いました。

内田くるみさん(福岡本店)新卒


▶終わってみての感想は?
万里社長の下で一人ひとりを評価するという思いが感じられる発表が多かったと思います。
▶入社何年目ですか?
大卒1年目です。
▶今日はモデルとしてランウエイを歩きました。直前まで秘密事項だったとか?
そうなんです。私が知ったのは7月上旬。モデルをお願いしますということで依頼をいただきました。秘密にしているのは辛かったけどサプライズのために(笑)。
▶レッドカーペットを歩いた感想は?
すごくドキドキしたんですけど、社長のコンセプトにもあったように「自分らしく」というのが、すごく出せたかなと思います。
▶ユニフォームのデザインはどうでしたか?
フードの中にD’ステーションと書いてあったり、デザインも種類が豊富で、それで自分の好みを主張できるのがいいなと思いました。
▶万里社長の会社の未来の話はどう感じましたか?
その将来を作っていくのは、若い世代の私たちが中心になるのかなと感じたので、より一層頑張らなければと思いました。

文=アミューズメントジャパン編集部


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